~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

祝全線開通「南阿蘇鉄道」 ①

2023年07月22日 | 鉄旅
先週の土曜日、7月15日は熊本地震で被災した南阿蘇鉄道全線開通の日
翌朝の地元紙1面には・・・


開通の日の沿線の様子も・・・
開通前日の夕方は全国ニュースの生中継もありましたョ~
当日は全線開通を待ちわびた多くの人が集まり喜ぶ姿
7年3ヶ月振りに列車が走る南阿蘇谷沿線の様子にウルウル😂 
実は私にとって南阿蘇鉄道は初一人鉄旅の記念の路線なのです。

と言うことで・・・
7月18日㈪に「旅名人九州満喫きっぷ」を利用し
全線開通から4日目の南阿蘇鉄道乗旅に出掛けました。
5時起床、6時には愛車のチャリで最寄り駅へ向かいました。
6:13 大牟田行の普通列車で熊本駅へ

三連休明けの早朝の列車ですが、まだ乗客は僅かでした。
熊本駅から乗り換え時間5分で6:23発の肥後大津行きに乗車しましたが
下り列車なので余裕で座ることが出来ました。

7:08 肥後大津駅に到着
駅の改札で「旅名人満喫きっぷ」に日付を入れてもらい再びホームへ
南阿蘇鉄道全線開通をきっかけにJR肥後大津駅に乗り入れが決まり(朝の上下4便のみ)
是非、肥後大津駅から乗車したいと思い早起きしてやって来ました。
ホームには学生たちの姿に交じり鉄男さんの姿も見かけましたョ~

7:12 高森駅からの直通列車が2番ホームへ入ってきました。
到着した列車から学生たちが次々に下り・・・
向かいの1番ホーム停車中の熊本行きに乗車していきます。
7年3ヶ月の間、南阿蘇方面から代行バスや家族の送迎で通学していた学生さん
きっと南阿蘇鉄道の全線開通を一番喜んでいることでしょうネ~
車内には地元テレビ局のカメラマンの姿があり
どうやら取材のために折り返し乗車するようです。
実はその日の夕方のニュースにホームの端から写真を撮る自分の姿を見つけ・・
かろうじて服装で判断できるほど小さくて誰も気がつくはずないだろうけど
チョッと嬉しかった私でした(笑)

全線開通に合わせ導入された新型車両は・・・


1986年 第三セクター転換し・・・2023年 熊本地震から復興



車両横の青いラインは沿線を流れる白川と沿線に点在する清らかな水源
緑のラインは車窓から望む雄大な阿蘇五岳をイメージされているそうです。
南阿蘇鉄道の愛称「南鉄(なんてつ)」の頭文字Mは阿蘇五岳
それを囲うラインは外輪山で数珠繋ぎの楕円10個は立野駅から高森駅までの
10駅が熊本地震から復興し繋がったということだそうです。

車内は・・・ベンチシート

一部の窓は開閉するようになっていて爽やかな高原の風を感じられ
大きな窓から南阿蘇谷の四季折々の風景が良く見えることでしょうネ~
車内には高森に通学する学生6~7名と鉄道ファンらしき男性数名
全部で10名ほどが乗車していました。

豊肥本線・JR宮地初の普通列車が3番ホームにやって来ました。
3ヶ月半振りの一人鉄旅が嬉しくて列車や線路の写真を撮りまくりました(笑)

7:28 高森へ向け快晴の肥後大津駅を出発すると・・・
立野に近づくにしたがって見えるはずの阿蘇の姿が雲で隠れています。
実は今朝、阿蘇雲海カメラをチェックすると阿蘇谷は雲海に覆われていましたから・・

7:45 立野駅に到着、ここから7年3ヶ月振りの南阿蘇鉄道へ
第一白川橋梁手前にあった犀角山トンネルは地震被害が大きくトンネルが無くなり
最大の見どころ第一白川橋梁と戸下トンネルが目の前に・・・


短い橋梁の間で上流と下流方向の写真を撮るのは難しいと判断し・・・
一枚だけ撮った上流の写真

手前から阿蘇長陽大橋・新阿蘇大橋・そして赤い南阿蘇橋

約1㎞の戸下トンネルを抜けると南阿蘇谷も霧の中

雲海ライブカメラでは珍しく南阿蘇谷も雲海が出現していたのですが
まだ残っているようです。


高森に近づくにつれ雲海がなくなり青空が見えてきました。


阿蘇白川駅の線路わきにヒマワリ🌻

きっと沿線の方が植えられたのでしょうか?
線路の南側に咲くヒマワリは太陽の方向を向いているので
車内からはこちらを向いてる花は少ないけど心がほっこりしてきました。

終点高森駅の一つ手前、見晴台駅が見えてきました。
熊本地震後「午後の紅茶」のCMシリーズで有名になった駅
全線開通を祝うためでしょうか?鯉のぼりや七夕飾りがありました。

左手には根子岳の姿・・・もうすぐ高森です。


8:17 高森駅に到着

駅前に出ると新旧の駅舎
白いモダンな新駅舎と屋根が特徴の旧駅舎
私が好きだった旧駅舎が残されていたのはとても嬉しく感じました。

手前の白い部分が新しい駅舎のホーム

駅舎の横には・・・
「ONE PIECE 麦わらの一味」フランキー像

駅舎の中
地元の木材が使われているそうです。

待合室
カウンター席からはホームと阿蘇の山々が見えます。

みんなの会議室
靴を脱いで上がるようになっています。
壁には熊本地震で被災した南阿蘇鉄道へ漫画家が描いた応援色紙の数々
今春から県立高森高校にマンガの製作を専門に学ぶ「マンガ学科」が新設され
プロの漫画家の実践的な授業が受けられると注目されています。

さて、折り返しのトロッコ列車出発までの1時間20分  
どうして時間をつぶそうかなぁ~?
実は父の転勤で小6から中1の1年半の間高森に住んでいたので町内散策と思いましたが
梅雨の晴れ間、午前中とはいえ日差しも強く、蒸し暑いので流石に断念(笑)
駅待合室は椅子もたくさんあるけど・・・エアコンが入っていないのか?
暑がりの私はジッとしてるだけで汗が吹き出してきます💦
結局、ホーム出口の小さなベンチで折り返しの列車を待ちました。
黄色と赤の旧車両の向こう阿蘇の山々
次回は念願のトロッコ列車に乗車の様子をお届けしたいと思います。
・・・つづく・・・・