大きなバイクが音を立てて星観荘(旧)前の駐車場に止まった。ハーレー(詳しい車種は知らない)である。耳に発信器のようなものの付いた変わった形のヘルメット(後で聞くと、米軍払い下げのものだそうだ)をかぶり、サングラスをかけ、革ジャンを着ている。星観荘ではこれまで何人ものライダーに会ったが、今まで会ったことのないタイプの人で、ちょっとびっくりしてしまった。
それがSさんだった。
Sさんは、本来はキャンプをしながらツーリングをしている人だった。礼文にも、そのつもりでやって来た。ところが、桃岩展望台でその時星観荘に泊まっていたMさんと出会い、言葉を交わしたことがきっかけで星観荘に興味を持ち、すぐに電話をし、ほとんど飛び込み同然で星観荘にやって来たのである。(この頃はブラックホールがあった関係で、こういう融通も利いたのである。)
Sさんはその日の宿泊者の中で最年長であったが、持ち前の気さくな性格で、すぐに皆の人気者になった。ブラックホールでも会話の中心となり、それはそれは盛り上がった。あの時の楽しさは、今でも忘れられない。
それがSさんだった。
Sさんは、本来はキャンプをしながらツーリングをしている人だった。礼文にも、そのつもりでやって来た。ところが、桃岩展望台でその時星観荘に泊まっていたMさんと出会い、言葉を交わしたことがきっかけで星観荘に興味を持ち、すぐに電話をし、ほとんど飛び込み同然で星観荘にやって来たのである。(この頃はブラックホールがあった関係で、こういう融通も利いたのである。)
Sさんはその日の宿泊者の中で最年長であったが、持ち前の気さくな性格で、すぐに皆の人気者になった。ブラックホールでも会話の中心となり、それはそれは盛り上がった。あの時の楽しさは、今でも忘れられない。