はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

仲間ウォーク:静岡空港一周

2016-12-13 12:00:06 | ウォーキング
歩行記録   H28-12-11(日)
歩行時間:5時間40分   休憩時間:1時間45分   延時間:7時間25分
出発時刻:9時00分     到着時刻:14時00分
歩  数: 21、700歩(推定距離15.4km)    GPS距離15.3km
行程表
 静岡空港 1:00> 東泉寺 0:40> 八兵衛碑 0:40> 東展望台 0:35> 坂口神社展望台 0:55> 石雲院 0:05>
 石雲院展望デッキ 0:05> 静岡空港



 先月の仲間ウォークは紅葉の小國神社を予定していたが天候不順で中止。今日は2か月ぶりの顔合わせです。
空港で車を見学者用の駐車場に止めようとしたら、
 「正面の駐車場の方がいい」
 「あそこは搭乗車専用の駐車場だよ」
 「いや俺がこの前韓国に行った時は、何の制限もなかったぜ」
と早速論争。
内心は多分ガードマンに注意されると思いつつ行った正面の第1駐車場はフリーパスだった。
どうやらまだ時間も早いので見張り役がいなかったようだ。
空港ではトイレだけを使わせてもらって出発。

 前回9月の家から空港を一周したときは、吾亦紅や女郎花が咲いていた取り付け道路の法面に
 “ヤギさん草取りをしてもらっています” の横幕が張られていた。法面のフェンスと電気柵に囲まれた中には、ブルーシートで
覆われた小屋があった。
 以前からここを歩くたびに草茫々の花壇を見て、「静岡県の入口なんだから何とかならないか」 と思っていた。
これでその思いも少しは鎮まるだろう。

 
             東海ガス太陽光発電所                              案内スペース

 冷たい風の下り坂は自然と足を速めさせるが、今日の16kは仲間ウォークにしては長距離だ。少しブレーキを掛けないと後半の
登りでバテテしまう恐れがある。
新しくできた太陽光発電で休憩を兼ねて案内棟を見ていると 「今、何キロワット発電しているのが分からないじゃ意味が無いぜ」
声がした。確かにパネルの販売会社ならそうだが、ここは発電する会社。こんな案内板を作ってくれただけで感謝しないと。

 そうだ思い出した。以前ここでもヤギを使って除草をしていたが、そのヤギはレンタルしたと聞いた。このヤギの除草を見て
空港でもヤギ除草を採用したのだろう。役人にしては前向きな発想だと思う。

 
                化石案内板                                  貝の化石

 新幹線のガードを潜った先にある貝の化石の案内板を見て
 「この辺じゃぁ川の貝かなぁ」 「それじゃぁシジミだろう」 。シジミかどうか分からないが東泉寺の境内に入り貝の化石を見せると
 「小さいから やぱぁシジミだ」 と、一応シジミになってしまったが、本当だろうか?

 
                 進入灯開始点                               進入灯中間点

 空港トンネルの信号を渡ると今日最初のゴルフ場横の登りに入る。今日は風が冷たく下りや平らな道では体が温まらなかったので
少しの登りは暖かくなるので歓迎だ。
最初の上りは短くて簡単にクリヤ。次は川中島八兵衛さんまで下って長い登りになる。途中には空港の東端から始まる進入灯がある。

 
                 古戦場道                                    いくさ道

 地元の坂部区で立ててくれた標識に 「静岡空港 空の道ハイキングコース 武田徳川古戦場道」 の案内と
 いくさ道 武田氏の築いた金谷の諏訪原城と、今川氏によって築かれたいわれる 吉田の小山城をつなぐ戦道として 武田氏の
支配の頃につくられた道である」
があるが、方や “武田対徳川” で、もう一方は “武田対今川” と取れなくもない。
ではこの道を進軍したのはどの部隊だろうか。

 小山城は今川氏によって築かれてはいるが、規模は小さく砦程度だったようだ。その後、今川氏を倒した武田氏が整備を加え、
1571年大井川西方の防衛ラインと高天神城攻略の為に築城された。
一方諏訪原城は武田氏が築城したのが1573年なので、その頃の今川氏の当主は駿河を追われて小田原城に逃げ込んでいた。
なのでこの道を今川軍勢が諏訪原城に向けて進軍することはありえない。

 諏訪原城が徳川の攻撃を受けて落城したのは1575年で、その後は徳川が諏訪原城を増強し東海道に近接した縄張りとした。
となると諏訪原城の武田を滅ぼした徳川が、依然小山城を死守していた武田方に攻撃をしたとは十分考えられる。
逆に敗色濃厚の小山城の武田軍は専守防衛で、攻め落とされた諏訪原城を奪還する気力も勢力も無かった。
よってこの “いくさ道” を進軍したのは徳川勢だったと思う。

 こんな七面倒な話は仲間は好かないので 「諏訪原城の徳川が小山城の武田を攻めたらしい」 と言っておいた。

 
                 東展望台                                    山道入口

 東展望台は前回来た時に除草作業をしていたのでスッキリしていた。矢張り造る事は容易でも維持する事は大変だ。
ここで昼飯を取る気でいたが、次の便は30分後の着陸機があるだけだった。冷たい風に吹かれながらの飯より、もう一頑張りして
坂口神社の展望地へ行く方がよさそうだ。

 ここから神社の展望地までに、前回は草茫々でパスした所とススキと格闘した所があったが、果たして今日はどうだろう。
用心のため苅込バサミを持参しようと思ったが、空港で不審者と思われ事情を聞かれるのも嫌なので止めておいた。
東展望台下の山道の入口は標識と階段の手摺も見えている。これなら大丈夫だろう。

         
              林の中の道                                山道出口

 入口の棘のあるタラの木に注意して林の中に入れば後は大丈夫。林の中には古い昔からのあったと思われる道が続いている。
出口側も陽が射すせいで草が多い。草だけなら良いが、棘のあるタラの木やバラの小枝が伸びていて、折るに折れず、曲げるに
曲げれず少々痛い目にあった。この出入口さえスッキリしていれば近道で歩きやすい道になるのだが。
農道から出口を見れば、前回は標識は勿論、境のコンクリートも見えなかったのが今日は見えていた。
誰かが除草してくれたのだろう。感謝! です。

         
                      千頭ヶ谷池                           まんさくコースの階段

 千頭ヶ谷池の付近には鮒釣りの人の車が何台も停まっている。この北風の中をよくやるよと思ったら池に下ると風は吹いていない。
谷間になっている池の付近は尾根が風を遮っているのだろう。坂口神社の展望台も風が吹いていなければ良いが。

 ビオトープから展望台までの道は途中で合流するが、尾根を行く “まんさくコース” と下から登る “竹林コース” がある。
どちらの道も大した違いはないが、以前竹林コースのビオトープで蛇に出合ったことがある。それ以来尾根を行くまんさくコースを
歩くようになった。今日もまんさくコースを行く。

 
       まんさくコースと竹林コース合流点                             展望地横の草地

 前回9月16日に歩いたときはキノコが沢山生えていたが、今日はただの一つもない。当然かもしれないがキノコは何処に消えて
しまうのだろう。腐って溶けてしまうのだろうが、今までキノコが倒れていたり、立ち枯れになっているのは見た事がない。

 本日最大の心配事の展望地横の草地に着いた。アー良かった。草地の雑草は刈り取られていた。
今日歩けば5分で行ける所を前回は30分も掛かってしまった。勿論猪の鳴き声も遁走する音も聞こえない。

 
             坂口神社の展望地                               進入灯の上のANA機

 展望地には大砲レンズを持った3人のカメラマンがいて、飛行機の時間を訪ねると 「あと20分位で来るよ」と教えてくれた。
時間は12時20分とチョッと遅い昼飯になったが、昼飯を食いながら待てば丁度良い。
カメラマンたちがザワザワと動き出した。どうやら飛行機が来るようだ。 
 「もう来るんですか?」 と聞くと 「機体が光って見えているよ」 と言う。だが滑走路の終点の方が見るが見えない。
 「見えています?」 「ほら」 と今度は指を指してくれた。方向は滑走路の終点方向ではなく、もっと右の南方向だった。
確かに光った小さな物体が見えている。早速仲間に教えると、皆が見た方向は私と同じように滑走路の方だった。
素人は飛行機の着陸と云えば、条件反射のように滑走路方向を見てしまうようだ。

 
           オット行き過ぎてしまった                             追っかけてよう

 事前にカメラを構え準備していたのに行き過ぎてしまった。本来ならこのショットには富士山が写っているのだが今日は駄目。
更に飛行機を追っかけてもう1枚。こちらには南アルプス前衛の山々が写っている。あの三角の山は黒法師かな?

         
           進入禁止横の階段                               閉じられているフェンス

 展望地の横から坂口神社に向かう階段の横は、側溝に遮られた立入禁止区域の空港の管理地だ。
今年9月の空港のイベントで 「空の道」 が一般開放され、管理地内にある “富士見の丘展望台” の立入りが許された。
 (その時の記事はこちら
私も参加して歩いてみたら、石雲院展望デッキから少し下った広い平坦な舗装路1kほどを東に歩き、擬木の階段を上った所が
富士見の丘展望台だった。眺めは坂口神社の展望地と似ているが、離陸時の撮影には富士見の丘の方が上だと思った。
 普段は立入禁止の空港管理地なので、何か重要な施設でもあるのかと思っていたが、そんな施設は皆無で、何故立入禁止
なのか理解できなかった。
そんな疑問と坂口神社の展望地と富士見の丘を結べば、より楽しい 「空の道」 になるだろうと思い、県のHPのご意見欄に
 「空港の運営に支障が無いようなら、空の道を常時開放して欲しい」 と挙げてみた。

そしてこんな返信がきた。
 「「空の道」 常時開放についてですが、 「空の道」 雲院展望デッキと異なり、目の行き届かない箇所が多く、管理事務所として
現状では、経費的な面も含めパトロールを日常的に行うことができません。また、「利用者の自己責任」 いう御意見もいただき
ましたが、当日も散策中の御高齢の方が気分を害され、管理事務所職員による担架搬送等の対応を行っ ております。
空港管理事務所としましても 「空の道」 開放時に事故等が発生した場合、管理者としての責務を常に問われるものと考えています。
空港は、何よりも保安体制確保が最優先される施設であり、常に高いリスク 管理が求められています。
このようなことから、現状では 「空の道」 の開放は、イベントの開催に合わせたスタッフ配置による臨時的なものとさせていただいて
いることに御理解いただきたく存じます。」


で、私の反論は
 「空港管理には “高いリスク管理が求められている” ことは理解しております。
故に 「空の道」 なる地域に重要な空港施設が存在するなら、当然付近の立入りは敵わないと思います。
しかし解放できない理由の中には、そのような文面は見当たりませんので、重要施設は無い物として質問します。

・「目の行き届かない箇所が多く・・・・パトロールを日常的に行うことができません」
 ・・・・様は石雲院の展望デッキから石雲院への道を歩かれたことがありますか?
 空の道は一般の農道より立派な舗装路です。それに比べ石雲院への道は簡易舗装はされているものの
 傾斜の強い小径です。どちらが危険かは考えるまでもないと思います。
 しかし石雲院でパトロールをしているとは聞いた事はありません。
 また、井川地区に県民の森があります。その自然に囲まれた広大な森を常時パトロールしておりますか?
 私は何度か歩いた事がりますが、パトロールしている人に出会った事はありません。

・「開放時に事故等が発生した場合、管理者としての責務を常に問われる。」
 公と私では責任の度合いは違うでしょう。
 しかし一般道として常時開放された空の道で怪我をして、空港側の責任を追及する人がいるでしょうか。

・「当日も御高齢の方を職員により担架搬送等の対応を行った。」
 それはイベントして開催した以上、当然主催者の責務だと思います。

折角空の道には案内板や展望台を作ってあるのですから、年数回の開放が前提でなく、常時開放を前提に
再検討して頂きたいと思います。」

 その回答はありません。

         
                         坂口神社                                 参道の階段

 坂口神社の階段を下るか、車道を下るか意見が分かれた。私は 「転ぶとと怪我をする」 と車道歩きに賛成したが
 「この階段は途中に平らな所があるから落ちても死なないよ。」 の意見に押されて階段を下った。
一人ときは当然階段を下るが、花沢山の例もあり安全そうな所でも危険が潜んでいる。仲間とのときは、より注意をしたいのだが。

         
                      石雲院の総門                                 山 門

 石雲院では以前から疑問に思っていた謎が解消できた。境内で僧が柿の実を収穫していたので
 「石雲院の山号は “龍門山” ですか、それとも 「高尾山」 ですか」 と聞いてみた。
 「寺院としての届けは “龍門山” で、通称は “高尾山” です。今は飛行場が出来てなくなってしまったけど、この山は昔は “高尾山” と
呼ばれていたので、地元の人は通称 “高尾山” と呼んでいます。」


         
                      山門の竜の彫り物                               唯一の紅葉

 これからは 「龍門山石雲院」 と表すことにするが、その “龍門” は、山門にある竜の彫り物から来ていると今まで思っていた。
それがどうやら勘違いで、本堂の両袖で彫り込まれた 「龍門の滝」 からきているようです。
私はまだ見ていないので次回には見てみよう。
しかしどちらかと云えば山門にある龍から “龍門” になった方のが、素直に納得できるし恰好もいいのにな。

 
            滑走路と空の道                               石雲院展望デッキの案内板

 石雲院展望デッキの手前から閉鎖されている空の道が見える。右の林の下がった所から遠くに見える林に向っての割れ目が空の
道です。林との境の階段を上り、そこから舗装された道をこんもりした最初の高台手前まで行けば、そこが “富士見ヶ丘” でした。
石雲院の展望地は、もう一つ先の高台の下がそうだと思います。

 展望デッキには周囲の山を写した長い写真に山の名前を書いてくれてある。見やすく分りやすい案内板です。

天王山~ビク石縦走 2

2016-12-11 12:03:04 | 低山歩き
歩行記録   H28-12-6(火)
歩行時間:5時間40分   休憩時間:1時間45分   延時間:7時間25分
出発時刻:8時10分     到着時刻:15時35分
歩  数: 24、570歩(推定距離17.5km)    GPS距離14.2km
行程表
 三ッ石バス停 0:20> 白藤の滝P 0:10> 白藤の滝 0:20> 葉梨神社 0:30> 天王山 0:35> 一宇坂峠 1:10> 農道出合
 0:05> 379m峰 0:10> 地蔵のある峠 0:50> ビク石 0:55> 上大沢 0:30> 西方八幡神社 0:05> 三ッ石バス停

 
                峠にある地蔵の石仏                            お世話になった標識

 379m峰からの道は地蔵のある峠まで下りになる。そこまはハイキングコースではないので標識は無いが迷うような所は無い。
15分も下って行くと正面にトタン屋根の祠が見える。そこが藤枝の上大沢と岡部の入舟を結ぶ古い峠で笹川峠と呼ぶ人もいる。
安置されている地蔵の舟形には “文政元年” の文字も読み取れる。
朝通った一宇坂峠は、この峠と同じように岡部と藤枝を繋いだ峠道だが、ズート下の北方集落と波左間集落の間にある。
峠の利用は一宇坂峠の方が多かっただろうが、岡部や藤枝に近い分、車道の開通が早く、峠の利用は減って廃道になるのも
早かったのだろう。
その点、この峠は山奥にあるので車道の開通が遅く、いつまでも峠道として使われ、今では登山道として利用されている。
尤もハイキングコースとして歩かれているのは、峠から上大沢への道で、峠から入舟の道は余り歩かれていない。
私に言わせれば笹川八十八石ハイキングコースは、入舟から八十八石の石を見ながら登るコースで、ビク石の中では一番魅力的な
コースだと思っている。だが下りも同じ道を歩いて入舟に戻るようになっているため興味が半減してしまう。
それなら山頂から地蔵の峠の尾根を下り、そこから入舟に戻った方が、変化もあって面白いコースになると思うのだが。
峠からの道は、踏み跡が薄い所もあるが危険な所は無いので、少し標識を建てればハイキングコースとして充分利用できる。
入舟地区の皆さん、どうでしょうか。きっとハイカーは増えると思いますよ。

 
                富士山が見えた                               何の綿毛?

 今朝は家の2階から富士山が見えなかったので諦めていたが、ここでは雲は掛かっていたものの富士山が見えていた。
これなら山頂で見る事ができるかもと期待が膨らんできた。
 何の綿毛でしょう。あちこちに落ちていました。

                    
                                      尾根道

 峠からの登りは今までで一番きつく感じたのは年の所為でしょうか。
このコースは “剣ヶ峰コース” と名前がついた中級者向きとなっているが、何が “剣ヶ峰” なのか疑問だ。
剣ヶ峰コースに対して沢を溯ってビク石に行く、初心者向きの “仙沢コース” があるので、それと対にしたかったのなら
 “尾根コース” で充分だし、その方が分かりやすい。尤も尾根にビク石より高いピ-クがあれば別だが、そんな頂は無い。
時折紅葉した木もあるが左程の事はない。

 
              沢コース合流                             休憩所  

 幾つかのピークを越えてやっと沢コースとの合流点に着いた。ここら山頂まではあと一息だ。
山頂広場の入口に屋根を刳りぬいて桜の木が延びた休憩所がある。建築時は遊び心で建てたのだろうが今は余り使われていない。

 
              山頂広場                               広場から

 誰も居ない山頂広場。ダイラボウや竜爪の向こうには雲の取れた富士山が顔を出していたが、スッキリしていなかった。

 
                                 広場からの一望

 富士山から天王山までの一望。

 
                                 高尾山と高根山

 広場を過ぎた山頂下からの眺め。

 
               大名石                                  ビク石山頂

 大名石が一番大きいのだろうか? 将軍石や天皇石は無いのかな。

 
              広場から上大沢へ                               沢コース分岐

 前回の青羽根コースを歩いたときと同じくらいの1時30分に山頂から下山を始める。
沢と剣ヶ峰の分岐に着く前から右下には農道が見えていた。だいぶ前から工事を行っているが、農道は何処まで伸びたのだろう。
最終的には上大沢に接続するようだが、今頃農道を作って誰が利用するのだろう。ミカンやお茶は耕作放棄地は増える一方で
農家が使うとは思えない。なら農道ではなく林道かと思うが、この辺りで丸太を積んだトラックなど見た事はない。
アッそうか。それは林道が出来てから見る光景か。

 沢コースは今までに2回登った事はあるが下った事はない。藤枝のハイキングコースはビク石から沢コースを下り利用で案内して
いるので、私の案内でも歩行タイムなどが必要になる。そこで今回下りで歩く事にした。

 
                 分 岐                                     農道が見えた

 尾根の分岐を下りだすと次の分岐がすぐ現れた。標識は無いがどちらを行くのだろう。右に下る道の下の方には農道が見え
左は平らな道が伸びている。
気分的には左の平らな道だと思ったが、工事の音が聞こえる農道側も見て見みたくなり右の道を下った。
虎ロープを張った道は工事現場に行くような道で、多分引き返す事になるだろうと考えながら下った。

 
            この道はハイキングコースか?                            標識があった

 遂に農道の横に出てしまった。タイミング良くダンプの運転手が降りてきたので 「この道はハイキングコースですか」 と聞くと
 「この道はそこで終わっているのでハイキングコースじゃないと思うよ」 と言う。
矢張り違うのか、と諦めて戻ろうとすると 「俺は地元じゃないから あっちの人に聞いてみて」 と言い出した。
折角ここまで下ったのだから最後まで確認しようと更に前進すると。アレー前方に2本の標識が見えてきた。
間違いなくハイキングコースの標識だった。それにしても危ないとこだった。あのまま引き返さないで良かった。

 農道工事はここが終点のようで、ビク石から100m程度の所だった。この調子では上大沢に通じるの何年も先になるだろう。

 
                 薄く細い道                                  直滑降の道

 工事現場の場所は沢の上流部で、道は右の山の斜面を下っている。さっきの尾根の下の標識の無い分岐の左の道は、左の山の
斜面に延びていた。これでは二つの道が合流する事はない。では左の道は何処に出るのだろう?

 斜面の砂が崩れて道の上を覆ったのだろう。道は薄く細い状態になっている。と思えば直滑降のように真っすぐ下る道もある。
標識には “初心者” と書いてあったが中々どうして手ごわい道だ。
中級者向きの剣ヶ峰コースは、上りは体力さえあればよいが、下りは固い土の上に小石のある滑れいやすい道で、どちらかと云えば
上級者向きだろう。そして沢コースは中級者向けコースかな。

         
                前方に沢が                              標識の先に堰堤が

 工事現場から15分も下ると前方の斜面が近くなり倒木の多い沢が見てきた。道はそこから沢沿いに下りだす。
下の方には堰堤も見え標識も建っている。ここまで来れば林道は近いだろう。

 
                  農道合流                               剣ヶ峰コースと合流

 沢に合流して堰堤のある地点でちょっと分かりずらかったが、沢の右岸側に道は付いていた。そう堰堤を左に見て下ります。
堰堤から1・2分で林道に合流。後は舗装路を上大沢から西方に歩くだけ。
 道沿いの放棄茶畑の中から 「ブァォー」 と不気味な唸り声が聞こえてきた。ヤバい猪だ! 慌ててストックで道を突っついて
音を立てるが大きな音は出ない。またもや「ブァォー」 それなら私も負けずに 「ギャー」 と叫ぶ。「ブァォー」「ギャー」 を繰返し
ながら下って行った。猪は移動せずに同じ場所で唸っているようだった。

 
                紅葉の上大沢                               上大沢の駐車場

 今年は綺麗な紅葉を見る事ができなかったが、それを慰めるように名残の紅葉があった。
上大沢の仙沢沿いの集落には、今は誰も住んでいないようで静けさが充満していた。それぞれの民家は今にも住める状態だが、
これがあと何年もすると廃墟となって、ますます寂しい地域になるだろう。その頃はこのハイキングコースはあるのだろうか。

 この駐車場に車を置き、上りは剣ヶ峰コースからビク石に登り、下りは仙沢コース下って戻れば手軽な周回コースになる。
この程度の距離が年相応だと思うが、どうもまだ欲張りの気か多く、少しでも長くと歩いてしまう。
以前参加していた歩こう会の “より遠く、より速く” のスローガンの毒気が残ってるようです。

                    
                                       大沢峡
 大沢峡は道路より離れているので余り良く見えません。

 
                下大沢の紅葉                                 下大沢の紅葉

 下大沢の集落は人の住んでいる家と空き家が混在している。でも紅葉は今年一番だった。

 
            あと少しで西方八幡宮                                  西方八幡宮

 大きなテントは何か栽培しているようだが分からない。テントの横には並木のように大きな木を植え、その落葉がテントの屋根に
積もっているが落としてもいない。
どうやら太陽光は必要ないらしい。ならキノコの栽培なのだろうか。近くには榾木はないのでビンで栽培しているのか。
勝手な想像をしながら歩けば目的地は近くなる。

 一番近いバス停は西方八幡宮前の “西方” だが、ここまで来るバスは1日3本と少ないので、次の “西北小学校前” まで歩く。
だが次のバスまでは30分もある。こんな所に30分もいたら体が冷えてしまうと、朝降りた“三ッ石” まで歩く事にした。
三ツ石から乗ったバスは藤枝駅までは行かず、途中の “藤枝大手” 停まりだったので260円を払って降車した。ここからは別の
路線で藤枝駅まで行くらしい。駅行のバスは直ぐ来たので乗車して駅で230円支払って降車した。バス代は合計490円だった。

 冷静な調子で書いているが実際は少しカチンとしていた。だって行きに乗ったバスは藤枝駅-三ツ石間は410円だったのですよ。
それが乗換えの手間と時間が掛かったのに料金が2割増しの490円になるなんておかしいと思いませんか。
昨年歩いた知多半島では 乗継券 なる物を発行していたが、当然そうあるべきだと思った。

天王山~ビク石縦走

2016-12-09 15:45:38 | 低山歩き
歩行記録   H28-12-6(火)
歩行時間:5時間40分   休憩時間:1時間45分   延時間:7時間25分
出発時刻:8時10分     到着時刻:15時35分
歩  数: 24、570歩(推定距離17.5km)    GPS距離14.2km
行程表
 三ッ石バス停 0:20> 白藤の滝P 0:10> 白藤の滝 0:20> 葉梨神社 0:30> 天王山 0:35> 一宇坂峠 1:10> 農道出合
 0:05> 379m峰 0:10> 地蔵のある峠 0:50> ビク石 0:55> 上大沢 0:30> 西方八幡神社 0:05> 三ッ石バス停

  今日のコースは本来なら完全一周になる
白藤の里-一宇坂峠-玉露の里-笹川八十八石-ビク石-地蔵の峠-379m峰-一宇坂峠-天王山-白藤の滝-白藤の里
のコースを予定していたが、一宇坂峠下の林道工事の進捗が不明で、若し通行できないとなると一直線の縦走ができなくなる。
その危険を避けて
三ッ石BS-白藤の滝-天王山-一宇坂峠-379m峰-地蔵の峠-ビク石-上大沢-西方-三ッ石BS としました。

 
           どこが天王山山頂なのか?                             どれがビク石か?

 三ッ石バス停の所にある “滝見橋” から天王山の山を見ると、山頂は左端だと思ってしまう。
理由は、昔はこの橋から滝が見えたいうので、写真の右下にある寺の裏山を避けた場所となると滝は左の方向にある事になる。
それに滝から神社までは、農道を西に向かって大分歩いてから山頂に向かうので左端が天王山と思っていた。
だが379m峰やビク石山頂から見ると、右端が天王山で左端がそれより高い364m峰でなければ辻褄が合わなくなる。
今日はその決着を付けようと思っていたのだが双眼鏡を持ってくるのを忘れてしまった。
また今日も天王山の位置が分からいまま終わってしまうのだろうか。

  分からないと言えばビク石の場所も定かではない。気分的には右側の二つの出っ張り辺りかと思うが分からない。
ビク石が526mでその前には487mや385m、379mの山があるので隠れて見えないのか? それすらわからない。
何度も登っている山なのにそれすら分からないのだから情けない話だ。

で、これからハイキングコースになっている天王山に上り、平坦な尾根を364m峰まで歩くのだが、左端が天王山なら
364m峰は王山に隠れた尾根を奥に歩く事になる。本当かな?
 
             白藤の滝駐車場                                  行者の滝

 白藤の滝に駐車場やトイレも完備されている所を見ると、藤の花が咲く頃は見物客も来るのだろう。今は人っ子一人いないが。
一般的に白藤の滝と呼ばれているが七つの滝があるという。行者、観音、白藤、大滝、雨乞、井、弥助の滝と。
今回は通り沿いにある、行者滝と観音滝それに本命の白藤の滝だけにする。

  それにしてもこれで行者が修行をしたの? と突っ込みを入れたくなるような行者の滝だった。

 
              白藤の滝り口                                 観音滝と白藤の滝

  行者の滝から感じのいい道を3分も歩くと農道に合流し、その先が少し紅葉が残っていた白藤の滝入口だった。
 
                    
                    観音滝                               白藤の滝

  水量が少ないので見る影もないが、前回はもう少し見応えがあったと思った。

 
                 目の毒な農道                               視界が開けてきた

  白藤の滝から農道に戻り西に向かう。途中には標識があり迷う事はなかったが、高度を上げ大崩山塊が見えてきた後の分岐は、
案内部分が割れてその一部が落ちていた。見れば進行方向は “井の滝” と読め、来た方向は“白藤の滝、観音、観光駐車場”と
読めるが葉梨神社や天王山の文字は無い。
井の滝は前回見ていないし、来年始まる大河ドラマの直虎の舞台 “井の国” と文字が同じだ。それに “井” なら水も多いだろう、と
勝手な解釈をして寄ってみる事にした。
だが、ほんの2分も進んだ農道の終点には 「雨乞いの滝」 の標識が建っていた。???
止めよう! こんな訳の分からない所は。
分岐まで引き返し標識のない西に上る農道を進んだ。多分葉梨神社に向かっているのだろうと。

 
                 葉梨神社                                 葉梨集落

  葉梨神社前の広場にはトイレやベンチも備えられ休憩するには適している。のんびり葉梨の里や私の青山となる(?)鋳造観音で
日本一の藤枝観音、その上に見える花倉城址(城山)を眺めて一服する。
案内板を読むと葉梨神社は元は 「天王社」 と称していたとある。成程 “天王山” の名前はそこから来たのかと納得。
更に花倉城址については 「花倉城を擁していた城山」 と書かれている。となると花倉城址の山名は 「城山」 が正しいのか。
こんなことも書いてある。「杉木立の中を進むと天王山山頂へと続き、伊豆半島から御前崎まで一望できる展望台に至ります。」
なら今日はその展望台に寄っていこう。

 
             神社脇からの登山道                                 天王山山頂

  神社の横から上に伸びる山道は、のっけからきつい山道が山頂近くまで続く。標識によれば神社から山頂までは800mあるらしく、
あとm、あとmと書かれた標識が次々と出てくる。
  天王山山頂には 「三等三角点 北方 標高350.41m 藤枝市北方字井の滝」 が建っているが、この字名が “井の滝” となっている。
これで増々 “井の滝” に興味がわいてきた。次回は是非行ってみよう。

  山頂からの視界は全然効かず、もちろん展望台などは無い。ただこれから向かう一宇坂峠の反対方向に踏み跡がついていたが、
これが展望台の道だろうか。今日はまだこれからがメインが待っている。と、自重して展望台も次回確認することにした。 

 
            山頂の一宇坂峠の標識                                竹林の中の道

 藤枝市のハイキングコースは山頂から葉梨神社に引き返すようになっているが、立派な標識に太い道を道続いている。
これを見ると先に進みたくなるが、この先、標識があるのは尾根の中間と一宇坂峠にあるだけで、あとは目印のテープになるので
気楽には進まない方が良い。

 
             364m峰を過ぎた辺りか                            南東の眺め

  この稜線は軽い下りで歩きやすく、一部踏み跡が薄い所があるが荒れた所は無い。これなら2・3ヶ所に標識を付ければ十分
ハイキングコースになるだろう。
  しばらく行くと右に風よけの槙が植えられ、その先が明るくなっているのは放置された農地があるようだ。
風よけの槙の横を行くと正面の杉の木に、目印のビニール紐が巻いてある。道はここで左に曲がって急斜面の下りが始まる。
どうやらこの辺りは既に364m峰を過ぎたと思うが良く分からない。右側の風よけの槙の間を潜ってみると放置された農地が
あり、その先には岡部側の山と大崩山塊が見えていた。

         
               急な斜面                                正面下に農道

  葉梨神社から登りもきつく下りも大変だろうと思ったが、そこより一回りきつそうな下り坂が始まった。
これではとてもハイキングコースには指定できそうもない。しかし斜面は急だが林の中なので土は固くなくズルーと滑る事はない。

  正面に山が見えてくると下に農道も見えてきた。今回は農道に真っすぐ下る踏み跡がついていたが、以前からの道はそこには
行かず、小枝に隠されていたが左側に下に下る道がついている。

 
           目印の先に農道が見えた                            山道入口の私製の標識

  朽ち始めた階段の残骸などを10mも下ると赤い目印の先に農道が見ていた。あそこが一宇坂峠だ。
山道の入口には私製の標識が取り付けられているが、この標識のお陰で天王山へ歩く気になったのだから感謝です。
この標識の付いたガードレールの先に、 「一宇坂峠」 と書かれた天王山と同じ立派な標識が建っています。

 農道を西方向に下りだすと右手に地蔵尊の石仏が安置されている。今は立派な農道だが昔の峠道だったのだろう。
この農道を下って行くと北方集落に出て、その先に出発点の白藤の滝に出る。364m峰の下りさえ整備されればグルリ一周できる
ハイキングコースができるのに惜しい気がする。

  そうそうこの農道を反対の北側に行くと岡部側の玉露の里に出るのだが、途中の地層が悪く農道工事が難渋しているようだ。
工事が中断していれば、中断ヶ所も支障なく歩く事ができるのだが、工事をしていると通してもらえない。
なので今日は残念ながら岡部側からビク石に登ることは諦めてしまった。

 
              フェンスの横を上る                                私製標識

 農道を100mも下ると右側に金網のフェンスが見えてくる。そのフェンスに小さな標識があり、ここが379m峰経由のビク石の
入口になる。さっきと同じ人が付けてくれようだが本当に感謝です。

         
           フェンスから直進する                           林に入ったら左折する

 フェンスの先の左の道はミカン畑の道で、ビク石はススキの中を直進する。右側は農道の法面の上で、トラテープを張ってあった
のが今では杭が倒れロープは地を這っている。
ススキが終わってもそのまま進み、林の入口にロープがとぐろを巻いて置いてある所を左に折れた林の中を上ります。
後は踏み跡や目印、小さな標識に従って進んでいきます。

         
             分かりやすい道                           さてどこが踏み跡か?

 山道の入口から10分ほどで稜線に出たら、後は基本的に尾根歩きなので高い所に踏み跡は付いています。
問題は竹林の道で、竹の落葉が積もり踏み跡を隠している所があります。そんな場所は足元だけでなく前後左右に目を配りましょう。
必ず踏み跡か目印が目に入ります。それでも分からなければ高い所をに行けば踏み跡が出てきます。
ただ自分が進んで来た方向を頭に入れておかないと戻れなくなってしまいます。

 
             竹林の中の標識                                 さてさて・・・・・

  右側に農業用架線の巻上機の残骸が見える場所を過ぎ、少し行くと竹に標識が取り付けてあります。
標識には 「ビク石 へ」 とあるが、 “へ” は字でなく両端に矢印が付いています。ようはここで少し左に向きを変えろという事です。
ここは注意が必要です。歩いて来た直進方向は広い稜線のように見えたので、そのまま前進して方向を見失っ事があります。
フラフラ歩き回った後、ようやく見つけた尾根の道を歩いていたら、元の道を戻っていた苦い経験です。
この標識に出たら正面の尾根には行かず目印を確認して左方向に進みましょう。私もテープを付けておきましたので、探せば必ず
目印や踏み跡が目に入ります。
右の写真も折れた竹に隠されているが、その先の杉の木に赤い目印があります。

 
                  農道跡                                最後の迷い道

 への字の標識から5・6分の所にある古い農道に出たら最初の難関は無事通過です。
次の難関はこの先に待っていますが、こちらは割り切れば簡単です。
  農道跡から再び入った林の中の道は傾斜がきつくなってきます。そんな所に右斜めに進む踏み跡が2ヶ所ほど出てきます。
以前この斜めで楽な道に入り込んだら、途中で踏み跡は無くなり、結局急斜面の林の中を尾根を目指して登ったことがあります。
出た場所は既に379m峰を通り過ぎた所でした。
右に延びる楽な道との分岐を2ヶ所ほど無視して直登すると、今度は明らかに右の踏み跡の方がハッキリした分岐に出ます。
この踏み跡は確認してないが直接379m峰に出る道かも知れません。
でも、今回はその道も無視をして左側に高く伸びたお茶の木が見ながら直登します。

 
             農道手前の標識                                 農道に出た

  この標識に出たら農道はつい目の先で、前方の明るくなった所が農道です。
  フェンスの横を上りだしてから約1時間、農道跡から10分ほどの迷路の旅はここで終了です。
農道から山道の入口には、赤い目印やペットボトルが木の枝に差し込んでありました。

 
                   天王山                                   大崩山塊

 農道を少し登った所は視界が開けています。このポイントがあるのでさっきの直接379m峰に出る道を調べる気にならないのです。
天王山が見えています。ここから見ると天王山は右端で、そこから平坦な尾根を左に向かって歩るき、高くなった場所が364m峰か。
364m峰から下り勾配の尾根を更に左に進んだ所が、目印を杉の木に巻いた所だろう。

 朝見た天王山は稜線の左端だったのが、ここでは右端になる。そこが混乱した原因なので、今回は地形図で調べた見た。
        
                     どうでしょう これで正解でしょうか?

  見る場所の角度により天王山が右に見えたり、左に見えたりするようです。

 
                  駿河湾                                    379m峰

  農道に合流してやく100mも登ると農道は終わり林になる。その辺りが379m峰だろう。
途中の茶畑は放置されていたが、一番高い場所にある茶畑はまだ現役だった。
山道の入口の石に腰掛け昼飯を食べる。時刻は丁度12時。後は地蔵の峠に下りビク石に登るだけ。今日のメインは終ってしまった。 

藤枝ハイキングコース案内NO8

2016-12-04 16:57:37 | 藤枝ハイキングコース
              A(心岳寺)コースへ戻る           B(駿河台)コースへ戻る            
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             1・心岳寺・駿河台出合                              2・登山道
 
 1・心岳寺・駿河台出合から比較的になだらかな道が続いた後に下りになり、下りきると次は急な登りが2回ある。
 2・上りきった辺りに木の根を巻くように道がついている。

                         3・学校林                                4・ホトトギス
         
 3・左側の木の間から双耳峰らしき峰が見えてくる。藤枝北高等学校 学校林の白い杭がある。
 4・林をトラバスする感じの道の脇にホトトギスの花を見る事ができる。

               5・登山道                                6・中山出合
         
 5・二つの坂を上りきると比較的楽な道になる。
 6・心岳寺・駿河台出合から約40分ほどで中山出合にでる。帰りはここを中山に向かう。

             7・最後の上り                               8・山頂入口
         
 7・出合の先は階段になっている。この階段を上れば山頂広場になる。
 8・山頂入口にある “一生我慢像” の後ろが見える。山頂広場は像の前を行く。

                                     9・山頂広場の置物
        
9・山頂広場にはこれ以外にも色々あるが、太陽光設備が設置されてからは立入禁止の看板が建った。
  「双子山345m」 の標識が建っているが、双子山の標高は436.5mです。

            10・広場展望台から富士山                         11・高草山・虚空蔵山
 
10・北東側には竜爪越しに富士山が見える。
11・東には高草山や虚空蔵山の山々、駿河湾、伊豆半島も見える。

            12・今は無い広場にあった建物                     13・山頂から西の眺め
 
12・太陽光設備ができる前には建物があった。
13・その建物と後ろの木が伐採されたため、西側の遠州灘から粟ヶ岳、千葉山が見えるようになった。

              14・六合への分岐                             15・山頂(虚空蔵尊堂)
 
14・二子山は双耳峰なので広場を通り過ぎ、六合への分岐の先の狛犬の間の参道を上る。
10・山頂には虚空蔵尊を祀ったお堂があり、お堂の前の塚の上に大草村三等三角点(436.5)がある。

                 16・帰 路                                17・中山分岐
 
17・18・中山集落へは来た道を中山分岐まで戻る。

                   18・山 道                             19・農道開始
                    
18・19・中山分岐から5分も下ると茶畑横の農道に合流する。

              20・標識の無い分岐                               21・農道分岐
 
20・細い農道を少し下ると道は太くなり、作業小屋の所で分岐している。周りには標識は無いが小屋の後ろを直進する
21・標識が無いと思ったが写真を拡大したら標識が写っていた。(20の所にも標識はあるのかもしれない)

              22・集落が見えた                             23・突き当りは県道
 
22・道が平らになると前方に集落が見えてくる
23・材木屋の先で桧峠に向かう県道に合流するので右折する。


            14・蔵田方面の県道を右折                             15・中山バス停
 
14・材木屋の所を曲がると左側にトイレのある中山公園がある。
15・藤枝駅に行くバス停は桧峠と蔵田に向かう県道が合流した交差点を右折して20mほど先にある。
   バスの本数が少なく休日は2時台と4時台、平日は2時台と3時台には無いので注意が必要です。
   中山から藤枝駅までは約9kmあり、2時間ほど歩かなければなりません。

             農道開始点から中山までのYahoo!の地図

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景  色 = ★★★★  山頂からは富士山を初め東西の景色をを眺める事ができる。Aコースは途中からの眺めは無い
登山道 = ★★★★  整備されていて危険な場所は無い。Aコースと中山への下りは舗装された農道が長い。
道  標 = ★★★★  A・B・中山とそれぞれ1ヶ所不備がる。。
見  所 =      心岳寺しかないが、何といっても山頂からの眺めが魅力なコース。
総  評 = ★★★★ Aコースは心岳寺までの車道歩きと、舗装された農道が長い。
              Bコースは途中の眺めも良く気持ちの良い山道もあるが、体力的には一番厳しい。。
             帰りの中山コースは山道は短く急な下りの農道が長い。中山からのバスの便が悪い。
             双子山にはこんなコースもあるので参考にしてください。(工事中)
難易度見直し =  上級認定となっているが、技術的な面では初級だが体力的には上級になる。


     

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藤枝ハイキングコース案内NO8B

2016-12-04 16:56:27 | 藤枝ハイキングコース





                                                    ↑藤枝市HPより
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               1・藤枝私立総合病院前                          2・県営団地の入口
 
 1・藤枝私立総合病院でバスを降りたら西の福祉大学方面に進む。
 2・道なりに左カーブの道を下って行き、アパートの間に 「双子山遊歩道➜」 があるので右折する
 
                   3・登山道入口                            4・登山道
 
 3・アパートの間の中庭を行くと、正面の山の付根に案内板が見えている。
 4・案内板横の階段を上る。

                   5・展望台より                            6・登山道
 
 5・階段を行くと右側にタンクが現れるが、そちらに行かず左の階段を上れば展望台がある。
 6・展望台横からフカフカした気持ち良い道が始まる。

                   7・農道合流                              8・農道を行く
 
 7・農道と合流したら農道を上る
 8・ “へ”の字状の矢印の標識みたら、次の分岐の9の写真の所を右折する。

                   9・農道の分岐                            10・小屋を目指して
 
 9・標識が無いがここを右折する。
10・9を右折して茶畑の間の農道を小屋に向かう。道は小屋の後ろから山道になる。
   茶畑に登れば左側にゴルフ場が見える。

                                    11・登山道
  
11・気持のよい山道が続く。                         

             12・小屋の隅に登山道                            13・ミカン畑と大崩山塊
 
11・は上から振り返った写真で、登りでは悩まないが下りでは悩みそうな場所。小屋の隅に道がある。
12・ミカン畑の向こうに大崩山塊が見ている。

                 14・六合との出合                            15・西側の眺め
 
14・切通しを抜けると島田六合駅からの道に合流する。六合への道は全て農道で標識は無いが分かりやすい。
15・今まで見えなかった西側の景色を眺められる。

                                16・農道から東側の眺め

16・西側の景色を眺められるのは合流部だけで、後は東側の景色を見る事ができる。

                19・東光寺の道と合流                            20・左の細道へ
 
19・東光寺からの太い道に出合ったら右折する。
20・太い道が下りだした先に三叉路があり、左に行く細い道に入る。

                21・ミカン畑沿いの道                           22・細くなった農道
 
21・無舗装の農道に入ると雨の後などは道がぬかるんでいるので注意が必要。
22・農道に入り30分もしたころ車の通れないほどの道幅になるが、10mもすればまた元の太さに戻る。

                                    23・尾根の山道へ
 
23・細くなった所から2・3分進むと、左右に標識があるので、標識に従い右の尾根に登る。

                     24・尾根道の合流部                             25・尾根道
         
24・尾根に出たら左に上る道を行く。下りの時はここの標識を見落とさない事。
25・かなり急な坂もある。

             26・尾根道                            27・心岳寺からの出合
         
26・傾斜の緩い道もある
27・山道に入り15分ほどで心岳寺からのAコースに出合う。

         これから先の双子山の案内はここをクリックしてください

藤枝ハイキングコース案内NO8A

2016-12-04 16:46:26 | 藤枝ハイキングコース





                                                    ↑藤枝市HPより
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               1・金吹橋バス停                              2・谷稲葉IC交差点
 
 1・マップガイドには降車バス停を “谷稲葉IC” としてあるが本数が少ないので、少し遠いが “金吹橋” とした。
   バスを降りたら進行方向とは逆の谷稲葉ICを目指して西に向かう。
   谷稲葉ICバス停ならすぐ前がIC交差点なので直進すればよい。
 2・金吹橋BSを降りた時は、谷稲葉IC交差点を右折する。谷稲葉ICBSなら交差点を直進する。

               3・国1バイパスガード                            4・谷稲葉神社
 
 3・国1バイパスのガードを潜ったら左折する。
 4・木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)を祀った谷稲葉神社。

              5・谷稲葉川                                    6・心岳寺
 
 5・瀬戸川の支流、谷稲葉川横の道を行く。
 6・曹洞宗金龍山心岳寺。藤枝七福神の一つ。心岳寺の旧参道は古道の趣のある道。
                      心岳寺までのYahoo!の地図     心岳寺から農道終点までのYahoo!の地図

             7・寺を出たら谷稲葉川を渡る                     8・橋の袂を右に(標識が無い)
 
 7・心岳寺から車道に出たらすぐ谷稲葉川の橋をを渡る。
 8・谷稲葉川の橋を渡るとまた橋があるが、今度は橋を渡らず橋の袂を右折する。標識が無いので注意する事。

               9・林の中に向かう                            10・茶畑の間を行く
 
 9・橋の袂を右折すると分岐があるが、左の林の中に進む。
10・茶畑の間に標識があるので見落とさない事。

                                       11・山道
  
11・舗装された農道が続くが分岐には標識が建っている。

               12・新東名のトンネル                          13・最後の小屋
 
12・右下に新東名のトンネルが見える。経塚山の助宗トンネルだろうか。
13・小屋というより民家風な建物がある。ここから道は狭くなる。

                                    14・段の地蔵
 
14・太めで上り坂だった道が、ここから本格的山道になるが傾斜は緩くなり歩きやすくなる。

            15・歩き易い尾根道                          16・駿河台からの道と合流
         
15・マップガイドには “尾根に沿って鳥の声を楽しみながら北へ進むと谷間のきれいな小川を左眼下に見ることができます。” と
   紹介されているが、小川は見当たらない。
16・段の地蔵から4・5分で駿河台からの道と合流する。

         これから先の双子山の案内はここをクリックしてください

ハイキング調査・双子山2

2016-12-02 09:57:18 | 低山歩き
歩行記録   H28-11-29(火)
歩行時間:6時間45分   休憩時間:1時間35分   延時間:8時間20分
出発時刻:8時10分     到着時刻:16時30分
歩  数: 37、494歩(推定距離26.6km)    GPS距離24.8km
行程表
 藤枝総合病院バス停 0:05> 登山道入口 0:45> 六合合流 0:45> 山道入口 0:15> 心岳寺出合 0:30> 心岳寺 0:45>
 心岳寺出合 0:50> 双子山 0:50> 中山バス停 1:10> 谷稲葉IC前 0:50> 藤枝駅

 
                 間違えてしまった                               何とか倶楽部

 時刻は11時で少し腹がすいてきたが昼飯は二子山で食べる予定だ。それでも薄皮饅頭とミカンで空腹を誤魔化して出発をした。
今歩いて来たばかりの道の最初の橋を渡るとすぐ次の橋があった。橋の手前にも右に曲がる道がついている。
アレー? 橋を二つも渡ったかしら? 覚えがない。かと言って橋を見ながら直角に曲がった覚えもない。
標識はと探したが見当たらない。さてどうしよう。直進すべきか、曲るべきか。マーいいかと、橋を渡ることにした。
でも、見た覚えのない景色が出てきて、またもや分岐出てしまった。そこにも標識は無い。どうやら間違えたようだ。
橋まで引き返し橋の袂を曲がっていくと、今度はすぐ見た覚えのある場所に出た。
何か商売をやっていたのか当て字で書いた看板が幾つかある。来るときは何をやっていただろうと考えながら歩いた道だ。
たった数分の迷い道で不安もなかったが、下りのときは目的地の心岳寺が見えたので安心し、注意を怠った所為だろう。

 駿河台コースでも1ヶ所標識が欲しい場所があったが、心岳寺コースもここだけは標識は欲しいと思った。

         
                        段の地蔵                                  少しやせ尾根

 段の地蔵が右上に見てきて、その段の上に登ると平坦な道になる。そこから少し行くと道の両側が低くなった大袈裟に云えば
 “痩せ尾根” に出る。このような道は時折見かけるがどのようしてできたのだろう? 
柔らかい土の上を歩いていると、その部分だけが固くなってくるが、周りの柔らかな所の土は崩れたり、流失したりして低くなって
しまったのか。
一方この道とは反対に周りが高くなり道が沢状になった所はよく見かける。このような道は遍路道にも多いが、これは歩いた場所が
低くなったのか、それとも元々低かった沢を道として歩くようになったのか?


                                 段の地蔵と出合付近

 藤枝市のハイキングコースの双子山コースのガイドでは、こんな風に説明しています。

            「山あり、谷あり、平地ありだけど、景色がいい!」
藤枝バイパス谷稲葉インターチェンジの北側、谷稲葉地区を歩き、心岳寺の手前を左に入り、農道を登って行くと尾根沿いの
道となり、辺り一面の山は緑のじゅうたんを敷きつめたように、茶の木が整然と植えられています。
さらに進んで行くとしだいに視野が広がって行き、見晴らしが良くなります。 道標に従って行くと島田市境に出ます。
この付近の樹木の下にひっそりと地蔵尊が座っています。

尾根(境界線)に沿って鳥の声を楽しみながら北へ進むと谷間のきれいな小川を左眼下に見ることができます。
川のせせらぎを聞きながら一休みしてから、山道を登っていくと眼下に中山・本郷・ 宮原地区が、 遠くには駿河湾が見え、
素晴らしい景観を満喫できます
。 中山地区を目標に下山すると、中山バス停に着きます。


 お世話になっているガイドマップの文句は付けたくないが、下線の部分は納得がいかない。
先ず地図の黄色で表示した “市境” を見てください。市境は双子山からの道に沿ってきて、出合の所で向きを変えて南の駿河台
方面に向っています。一方地蔵はというと、出合からそのまま東に向かった場所にあります。

 地蔵から更に道を進むと “谷間のきれいな小川を左眼下に見れる” とある。本当かしら? 今日上り下りしたがせせらぎの音には
気づかなったし、もちろん小川を見る事はなかった。
 更に山道を登っていくと駿河湾の見えるとあるが一体どこの場所を指しているのだろうか。出合から双子山までは林の中の道で
一切景色は見えなかったのに。
それに山頂の事には何も触れていないが何故だろうな。疑問の多い一文だ。

 
                駿河台・心岳寺出合                                学校林

 ここの出合から心岳寺まで下りで30分、上りで45分掛かってしまった。駿河台からは2時間弱掛かったので近い事は近い。
だが興味を引く物は段の地蔵だけで他には無かった。心岳寺までバスが来ていれば歩いても良いが、現状では余りお勧めではない。

 「藤枝北高等学校学校林」 の杭が建っていた。確か北高は職業学校なので林業科もあるのだろう。それにしても下刈りもされてなく
手入れの良くない林だ。今では下刈りや枝打ちの実習なぞ学校ではやらないのだろう、練習しても使う事がないのだから。
 私の育った御殿場地区は市に合併す際、それぞれの町や村の持っていた財産を新市に献上しないで、町村がそのまま保有する
ことになった。その中に林があったので林の下刈りに中学の時は動員された。どんな作業をやったかは忘れてしまったが下刈りに
参加した事は間違いない。いまではどうなっているのかな。

         
                         中山出合                                 最後の上り

 心岳寺の出合から中山の出合まで思った以上に時間が掛かってしまい、12時はもうとっくに過ぎてしまった。
それより余り時間が掛かり過ぎると、今日最後に予定している “峠の地蔵” の道の調査ができなくなってしまう。
しかし焦ったところで歩調は早まらない。双子山の最後の上りの階段が苦しかった。

         
              一生我慢像                                 山頂広場

 この “一生我慢” の像は何となく好きです。重荷を持ち上げ我慢をしているのに顔は平然としている。
私は喜怒哀楽が顔に出てしまうので少しは見習わなければいけない。と心では思っても実行はできない。

 山頂広場の 「私有地につき 無断立入禁止」 の看板を見て藤枝市のガイドマップの事を思い出した。
ガイドマップにはこのコースの途中の景色が素晴らしいと書いてあるが、コースの中では山頂からの景色が一番だと思う。
なのにガイドブックには山頂の事は一言も触れていない。それはきっとこの “立入禁止” の看板が影響しているのではないか。
市としては私有地に立入することを進めるような文言を書く事ができなかったのだろう。

         
                 参道と悠々の森分岐                               双子山山頂(虚空蔵尊堂)
   
                                        狛 犬

 双子山の山頂は広場の先にあり、途中にある悠々の森経由で東光寺に下る農道との分岐を、右の狛犬の間を進みます。
この狛犬は少し変わっていて、普通狛犬なら口は阿吽の形で片一方は閉じているものだが、ここの狛犬は両方とも口が空いている。
しかもその開いた口の中には白い球が入っている。その球を触ると固いので石なのだろうか? ならどうして中に入れたのか?
更に狛犬なら角のある物と無い物で一対の事が多いが、ここの狛犬は両方とも角は無い。
狛犬と燈篭の建つ参道を歩くと神社に向かうような気になるが、山頂に建つお堂は虚空蔵尊堂とか。ならお寺だ。

 お堂の前には大草村三等三角点(436.5)があります。
そうそう2年ほど前に一生我慢の像の近くに建てられた双子山の山頂標識には 「双子山345m」 とあるが、明らかに間違って
いるが一向に直される気配はない。マジックで直していいのだろうか。

 
                   丑像                                        寅像

 虚空蔵菩薩は丑・寅年生まれの人の守本尊(守護仏)なので、そのため虚空蔵菩薩がご本尊の寺社では丑寅の像が奉納される
のだそうです。ここにも立派な丑寅像が青空に映えていました。

 
                東の眺め(大崩山塊)                            西の眺め(遠州灘)

 本来なら山頂から富士山が見えるのだが、今日は生憎に遠くは見えていない。以前ここからは東の方角しか開けていなかったが、
太陽光発電のため家や立木を伐採してくれたおかげで西の景色も見えるようになった。
本来なら遠州灘から粟ヶ岳、千葉山と一望できるはずだが、今日はこちらの景色も冴えていない。                  

        
                        中山分岐                                  農道遭遇

 予定時間は有って無いようなものだが、今日は一応峠の地蔵の調査をして4時ごろには藤枝駅に戻りたいと思っていた。
次に歩く中山への道は初めて歩く道で、ガイドマップには双子山ら中山バス停までは80分となっている。
今、山頂を出るのが1時25分なので中山には2時45分。更に峠の地蔵の入口までは30分はは掛かるので到着は3時半頃に
なる。これではとても調査などしている時間はない。それどころかこのままでも藤枝駅到着が5時頃になってしまいそうだ。
仕方がない峠の地蔵の調査は、いつか別の日に単独で計画して来ることにする。(こういう決断は簡単にする)

 山頂から中山分岐を過ぎて農道にはたったの15分で着いてしまった。80分の時間を知らなければ “もう農道だ” と喜んだ
だろうが “農道を1時間も” と思うとげんなりしてしまった。

 
            作業小屋(ここから平坦になる)                           集落が見えた

 農道が始まり2分も下ると作業小屋があり、そこからは農道も太くなり電気も来ている。
ただここで下る道を迷ってしまった。小屋の横を通って下る道と、小屋の後ろを通って直進する道があるのだが標識が無い。
さてどうしたものか、曲るべきか直進するべきか。道の流れは曲って下る方だが、若し違っていたら坂を登り返さなければならない。
それより平らな直進なら間違っても戻るのが楽そうだ。と、直進の道を行く。
途中から道は下りだしたが下の方には電信柱が見えていた。それならこの道で間違いないと自信を付け下って行くと標識があった。
作業小屋の分岐からたった2・3分の不安でした。

 急な下りの農道は歩きずらい。こんな道を1時間も下ると思うとゾーとする。しかし上りだって余り歩きたくない道だ。
この道は中山地区の人なら兎も角、藤枝駅から歩く者には適していない道だと思った。

 道も平らになってくると正面に集落が見えきた。これなた中山も近そうだが時間は予定の半分の40分しか経っていない。
変だなーと思いながら下って行くと丸太を積んであるのが見えてきた。中山からの登山口は確か材木屋を入るの筈だったが、その
材木屋か・・・・・

 
              材木屋の先は県道                                県道交差点

 材木屋の先の道には車が走っているのが見えてきた。間違いない!あそこが入口だ。何だか得したような騙されたような。
兎も角県道81号に出て中山交差点で県道32号を右折した所に中山バス停はあった。
山頂からバス停まで50分で下れたので、他の2コースに比べても距離は短い。だが問題はここから駅まで戻る手段だが問題だ。
今の時刻は2時15分で、バスの時間を見ると次のバスは3時29分で1時間以上ある。
しかもそのバスの終点は途中の金吹橋で、そこから駅には小1時間も歩かなければならない。
アーァだからこのコースはメリットが無いと今まで歩いた事はなかったのだ。と、嘆くことしきりだった。

そうだ忘れないうちにメモをしておこう。この中山コースも標識が不備な場所が1ヶ所あった。場所は農道に出て最初の作業小屋の
所で、後は下りに関しては要所要所に標識があったので困る事はなかった。
ただ、下りでは困らなかったが、このコースを上るときは材木屋の入口に標識が無いので困るだろう。以前はここに標識が建って
いたのだが撤去されてしまったようだ。 

 
             峠の地蔵入口(新東名下)                        谷稲葉の国1バイパス

 1時間以上もバスを待つわけにもいかず歩き出した。中山からの道は県道以外に瀬戸川沿いの車のあまり通らない道があるので
左程苦痛ではない。途中には川中島八兵衛さんを祀った石碑もあるので気も紛れる。
 新東名下の峠の地蔵の入口に着いたのが3時丁度。もう今更行く気はないが、遠くに見える山の稜線に修業僧の歩いた “嶺の道” が
あるなら歩いてみたい。いつか必ず歩いてみよう。

 新東名を過ぎ瀬戸川を渡る赤坂橋を過ぎると、道は県道横の歩道歩きになる。歩道なので歩くのには支障がないが面白みはない。
そうなると疲れが出てくる。惰性の歩きになって来た頃、ようやく国道1号のバイパスに着いた。
心岳寺はこのガードを右に入った所にあるのでほぼ一周したことになる。
ここから駅まではまだ1時間は歩かなければならないかと思うと除けに疲れは増す。だましだまし駅に着いたのは4時30分。
峠の地蔵の道を歩かなかったのに想定到着時間を越えていた。
GPSの距離はたったの25km。それなのにこんなに疲れたなんて情けない。今日は無理はしていないが私には目一杯の工程だった。
情けないと思ってもどうしょうもない。これから増々足が弱まるのかと思うとゾーとする。