歩行記録 H28-12-26(火)
歩行時間:5時間40分 休憩時間:1時間45分 延時間:7時間25分
出発時刻:8時10分 到着時刻:15時35分
歩 数: 24、570歩(推定距離17.5km) GPS距離14.2km
行程表
三ッ石バス停 0:20> 白藤の滝P 0:10> 白藤の滝 0:20> 葉梨神社 0:30> 天王山 0:35> 一宇坂峠 1:10> 農道出合
0:05> 379m峰 0:10> 地蔵のある峠 0:50> ビク石 0:55> 上大沢 0:30> 西方八幡神社 0:05> 三ッ石バス停
今日のコースは本来なら完全一周になる
白藤の里-一宇坂峠-玉露の里-笹川八十八石-ビク石-地蔵の峠-379m峰-一宇坂峠-天王山-白藤の滝-白藤の里
のコースを予定していたが、一宇坂峠下の林道工事の進捗が不明で、若し通行できないとなると一直線の縦走ができなくなる。
その危険を避けて
三ッ石BS-白藤の滝-天王山-一宇坂峠-379m峰-地蔵の峠-ビク石-上大沢-西方-三ッ石BS としました。
どこが天王山山頂なのか? どれがビク石か?
三ッ石バス停の所にある “滝見橋” から天王山の山を見ると、山頂は左端だと思ってしまう。
理由は、昔はこの橋から滝が見えたいうので、写真の右下にある寺の裏山を避けた場所となると滝は左の方向にある事になる。
それに滝から神社までは、農道を西に向かって大分歩いてから山頂に向かうので左端が天王山と思っていた。
だが379m峰やビク石山頂から見ると、右端が天王山で左端がそれより高い364m峰でなければ辻褄が合わなくなる。
今日はその決着を付けようと思っていたのだが双眼鏡を持ってくるのを忘れてしまった。
また今日も天王山の位置が分からいまま終わってしまうのだろうか。
分からないと言えばビク石の場所も定かではない。気分的には右側の二つの出っ張り辺りかと思うが分からない。
ビク石が526mでその前には487mや385m、379mの山があるので隠れて見えないのか? それすらわからない。
何度も登っている山なのにそれすら分からないのだから情けない話だ。
で、これからハイキングコースになっている天王山に上り、平坦な尾根を364m峰まで歩くのだが、左端が天王山なら
364m峰は王山に隠れた尾根を奥に歩く事になる。本当かな?
白藤の滝駐車場 行者の滝
白藤の滝に駐車場やトイレも完備されている所を見ると、藤の花が咲く頃は見物客も来るのだろう。今は人っ子一人いないが。
一般的に白藤の滝と呼ばれているが七つの滝があるという。行者、観音、白藤、大滝、雨乞、井、弥助の滝と。
今回は通り沿いにある、行者滝と観音滝それに本命の白藤の滝だけにする。
それにしてもこれで行者が修行をしたの? と突っ込みを入れたくなるような行者の滝だった。
白藤の滝り口 観音滝と白藤の滝
行者の滝から感じのいい道を3分も歩くと農道に合流し、その先が少し紅葉が残っていた白藤の滝入口だった。
観音滝 白藤の滝
水量が少ないので見る影もないが、前回はもう少し見応えがあったと思った。
目の毒な農道 視界が開けてきた
白藤の滝から農道に戻り西に向かう。途中には標識があり迷う事はなかったが、高度を上げ大崩山塊が見えてきた後の分岐は、
案内部分が割れてその一部が落ちていた。見れば進行方向は “井の滝” と読め、来た方向は“白藤の滝、観音、観光駐車場”と
読めるが葉梨神社や天王山の文字は無い。
井の滝は前回見ていないし、来年始まる大河ドラマの直虎の舞台 “井の国” と文字が同じだ。それに “井” なら水も多いだろう、と
勝手な解釈をして寄ってみる事にした。
だが、ほんの2分も進んだ農道の終点には 「雨乞いの滝」 の標識が建っていた。???
止めよう! こんな訳の分からない所は。
分岐まで引き返し標識のない西に上る農道を進んだ。多分葉梨神社に向かっているのだろうと。
葉梨神社 葉梨集落
葉梨神社前の広場にはトイレやベンチも備えられ休憩するには適している。のんびり葉梨の里や私の青山となる(?)鋳造観音で
日本一の藤枝観音、その上に見える花倉城址(城山)を眺めて一服する。
案内板を読むと葉梨神社は元は 「天王社」 と称していたとある。成程 “天王山” の名前はそこから来たのかと納得。
更に花倉城址については 「花倉城を擁していた城山」 と書かれている。となると花倉城址の山名は 「城山」 が正しいのか。
こんなことも書いてある。「杉木立の中を進むと天王山山頂へと続き、伊豆半島から御前崎まで一望できる展望台に至ります。」
なら今日はその展望台に寄っていこう。
神社脇からの登山道 天王山山頂
神社の横から上に伸びる山道は、のっけからきつい山道が山頂近くまで続く。標識によれば神社から山頂までは800mあるらしく、
あとm、あとmと書かれた標識が次々と出てくる。
天王山山頂には 「三等三角点 北方 標高350.41m 藤枝市北方字井の滝」 が建っているが、この字名が “井の滝” となっている。
これで増々 “井の滝” に興味がわいてきた。次回は是非行ってみよう。
山頂からの視界は全然効かず、もちろん展望台などは無い。ただこれから向かう一宇坂峠の反対方向に踏み跡がついていたが、
これが展望台の道だろうか。今日はまだこれからがメインが待っている。と、自重して展望台も次回確認することにした。
山頂の一宇坂峠の標識 竹林の中の道
藤枝市のハイキングコースは山頂から葉梨神社に引き返すようになっているが、立派な標識に太い道を道続いている。
これを見ると先に進みたくなるが、この先、標識があるのは尾根の中間と一宇坂峠にあるだけで、あとは目印のテープになるので
気楽には進まない方が良い。
364m峰を過ぎた辺りか 南東の眺め
この稜線は軽い下りで歩きやすく、一部踏み跡が薄い所があるが荒れた所は無い。これなら2・3ヶ所に標識を付ければ十分
ハイキングコースになるだろう。
しばらく行くと右に風よけの槙が植えられ、その先が明るくなっているのは放置された農地があるようだ。
風よけの槙の横を行くと正面の杉の木に、目印のビニール紐が巻いてある。道はここで左に曲がって急斜面の下りが始まる。
どうやらこの辺りは既に364m峰を過ぎたと思うが良く分からない。右側の風よけの槙の間を潜ってみると放置された農地が
あり、その先には岡部側の山と大崩山塊が見えていた。
急な斜面 正面下に農道
葉梨神社から登りもきつく下りも大変だろうと思ったが、そこより一回りきつそうな下り坂が始まった。
これではとてもハイキングコースには指定できそうもない。しかし斜面は急だが林の中なので土は固くなくズルーと滑る事はない。
正面に山が見えてくると下に農道も見えてきた。今回は農道に真っすぐ下る踏み跡がついていたが、以前からの道はそこには
行かず、小枝に隠されていたが左側に下に下る道がついている。
目印の先に農道が見えた 山道入口の私製の標識
朽ち始めた階段の残骸などを10mも下ると赤い目印の先に農道が見ていた。あそこが一宇坂峠だ。
山道の入口には私製の標識が取り付けられているが、この標識のお陰で天王山へ歩く気になったのだから感謝です。
この標識の付いたガードレールの先に、 「一宇坂峠」 と書かれた天王山と同じ立派な標識が建っています。
農道を西方向に下りだすと右手に地蔵尊の石仏が安置されている。今は立派な農道だが昔の峠道だったのだろう。
この農道を下って行くと北方集落に出て、その先に出発点の白藤の滝に出る。364m峰の下りさえ整備されればグルリ一周できる
ハイキングコースができるのに惜しい気がする。
そうそうこの農道を反対の北側に行くと岡部側の玉露の里に出るのだが、途中の地層が悪く農道工事が難渋しているようだ。
工事が中断していれば、中断ヶ所も支障なく歩く事ができるのだが、工事をしていると通してもらえない。
なので今日は残念ながら岡部側からビク石に登ることは諦めてしまった。
フェンスの横を上る 私製標識
農道を100mも下ると右側に金網のフェンスが見えてくる。そのフェンスに小さな標識があり、ここが379m峰経由のビク石の
入口になる。さっきと同じ人が付けてくれようだが本当に感謝です。
フェンスから直進する 林に入ったら左折する
フェンスの先の左の道はミカン畑の道で、ビク石はススキの中を直進する。右側は農道の法面の上で、トラテープを張ってあった
のが今では杭が倒れロープは地を這っている。
ススキが終わってもそのまま進み、林の入口にロープがとぐろを巻いて置いてある所を左に折れた林の中を上ります。
後は踏み跡や目印、小さな標識に従って進んでいきます。
分かりやすい道 さてどこが踏み跡か?
山道の入口から10分ほどで稜線に出たら、後は基本的に尾根歩きなので高い所に踏み跡は付いています。
問題は竹林の道で、竹の落葉が積もり踏み跡を隠している所があります。そんな場所は足元だけでなく前後左右に目を配りましょう。
必ず踏み跡か目印が目に入ります。それでも分からなければ高い所をに行けば踏み跡が出てきます。
ただ自分が進んで来た方向を頭に入れておかないと戻れなくなってしまいます。
竹林の中の標識 さてさて・・・・・
右側に農業用架線の巻上機の残骸が見える場所を過ぎ、少し行くと竹に標識が取り付けてあります。
標識には 「ビク石 へ」 とあるが、 “へ” は字でなく両端に矢印が付いています。ようはここで少し左に向きを変えろという事です。
ここは注意が必要です。歩いて来た直進方向は広い稜線のように見えたので、そのまま前進して方向を見失っ事があります。
フラフラ歩き回った後、ようやく見つけた尾根の道を歩いていたら、元の道を戻っていた苦い経験です。
この標識に出たら正面の尾根には行かず目印を確認して左方向に進みましょう。私もテープを付けておきましたので、探せば必ず
目印や踏み跡が目に入ります。
右の写真も折れた竹に隠されているが、その先の杉の木に赤い目印があります。
農道跡 最後の迷い道
への字の標識から5・6分の所にある古い農道に出たら最初の難関は無事通過です。
次の難関はこの先に待っていますが、こちらは割り切れば簡単です。
農道跡から再び入った林の中の道は傾斜がきつくなってきます。そんな所に右斜めに進む踏み跡が2ヶ所ほど出てきます。
以前この斜めで楽な道に入り込んだら、途中で踏み跡は無くなり、結局急斜面の林の中を尾根を目指して登ったことがあります。
出た場所は既に379m峰を通り過ぎた所でした。
右に延びる楽な道との分岐を2ヶ所ほど無視して直登すると、今度は明らかに右の踏み跡の方がハッキリした分岐に出ます。
この踏み跡は確認してないが直接379m峰に出る道かも知れません。
でも、今回はその道も無視をして左側に高く伸びたお茶の木が見ながら直登します。
農道手前の標識 農道に出た
この標識に出たら農道はつい目の先で、前方の明るくなった所が農道です。
フェンスの横を上りだしてから約1時間、農道跡から10分ほどの迷路の旅はここで終了です。
農道から山道の入口には、赤い目印やペットボトルが木の枝に差し込んでありました。
天王山 大崩山塊
農道を少し登った所は視界が開けています。このポイントがあるのでさっきの直接379m峰に出る道を調べる気にならないのです。
天王山が見えています。ここから見ると天王山は右端で、そこから平坦な尾根を左に向かって歩るき、高くなった場所が364m峰か。
364m峰から下り勾配の尾根を更に左に進んだ所が、目印を杉の木に巻いた所だろう。
朝見た天王山は稜線の左端だったのが、ここでは右端になる。そこが混乱した原因なので、今回は地形図で調べた見た。
どうでしょう これで正解でしょうか?
見る場所の角度により天王山が右に見えたり、左に見えたりするようです。
駿河湾 379m峰
農道に合流してやく100mも登ると農道は終わり林になる。その辺りが379m峰だろう。
途中の茶畑は放置されていたが、一番高い場所にある茶畑はまだ現役だった。
山道の入口の石に腰掛け昼飯を食べる。時刻は丁度12時。後は地蔵の峠に下りビク石に登るだけ。今日のメインは終ってしまった。
歩行時間:5時間40分 休憩時間:1時間45分 延時間:7時間25分
出発時刻:8時10分 到着時刻:15時35分
歩 数: 24、570歩(推定距離17.5km) GPS距離14.2km
行程表
三ッ石バス停 0:20> 白藤の滝P 0:10> 白藤の滝 0:20> 葉梨神社 0:30> 天王山 0:35> 一宇坂峠 1:10> 農道出合
0:05> 379m峰 0:10> 地蔵のある峠 0:50> ビク石 0:55> 上大沢 0:30> 西方八幡神社 0:05> 三ッ石バス停
今日のコースは本来なら完全一周になる
白藤の里-一宇坂峠-玉露の里-笹川八十八石-ビク石-地蔵の峠-379m峰-一宇坂峠-天王山-白藤の滝-白藤の里
のコースを予定していたが、一宇坂峠下の林道工事の進捗が不明で、若し通行できないとなると一直線の縦走ができなくなる。
その危険を避けて
三ッ石BS-白藤の滝-天王山-一宇坂峠-379m峰-地蔵の峠-ビク石-上大沢-西方-三ッ石BS としました。
どこが天王山山頂なのか? どれがビク石か?
三ッ石バス停の所にある “滝見橋” から天王山の山を見ると、山頂は左端だと思ってしまう。
理由は、昔はこの橋から滝が見えたいうので、写真の右下にある寺の裏山を避けた場所となると滝は左の方向にある事になる。
それに滝から神社までは、農道を西に向かって大分歩いてから山頂に向かうので左端が天王山と思っていた。
だが379m峰やビク石山頂から見ると、右端が天王山で左端がそれより高い364m峰でなければ辻褄が合わなくなる。
今日はその決着を付けようと思っていたのだが双眼鏡を持ってくるのを忘れてしまった。
また今日も天王山の位置が分からいまま終わってしまうのだろうか。
分からないと言えばビク石の場所も定かではない。気分的には右側の二つの出っ張り辺りかと思うが分からない。
ビク石が526mでその前には487mや385m、379mの山があるので隠れて見えないのか? それすらわからない。
何度も登っている山なのにそれすら分からないのだから情けない話だ。
で、これからハイキングコースになっている天王山に上り、平坦な尾根を364m峰まで歩くのだが、左端が天王山なら
364m峰は王山に隠れた尾根を奥に歩く事になる。本当かな?
白藤の滝駐車場 行者の滝
白藤の滝に駐車場やトイレも完備されている所を見ると、藤の花が咲く頃は見物客も来るのだろう。今は人っ子一人いないが。
一般的に白藤の滝と呼ばれているが七つの滝があるという。行者、観音、白藤、大滝、雨乞、井、弥助の滝と。
今回は通り沿いにある、行者滝と観音滝それに本命の白藤の滝だけにする。
それにしてもこれで行者が修行をしたの? と突っ込みを入れたくなるような行者の滝だった。
白藤の滝り口 観音滝と白藤の滝
行者の滝から感じのいい道を3分も歩くと農道に合流し、その先が少し紅葉が残っていた白藤の滝入口だった。
観音滝 白藤の滝
水量が少ないので見る影もないが、前回はもう少し見応えがあったと思った。
目の毒な農道 視界が開けてきた
白藤の滝から農道に戻り西に向かう。途中には標識があり迷う事はなかったが、高度を上げ大崩山塊が見えてきた後の分岐は、
案内部分が割れてその一部が落ちていた。見れば進行方向は “井の滝” と読め、来た方向は“白藤の滝、観音、観光駐車場”と
読めるが葉梨神社や天王山の文字は無い。
井の滝は前回見ていないし、来年始まる大河ドラマの直虎の舞台 “井の国” と文字が同じだ。それに “井” なら水も多いだろう、と
勝手な解釈をして寄ってみる事にした。
だが、ほんの2分も進んだ農道の終点には 「雨乞いの滝」 の標識が建っていた。???
止めよう! こんな訳の分からない所は。
分岐まで引き返し標識のない西に上る農道を進んだ。多分葉梨神社に向かっているのだろうと。
葉梨神社 葉梨集落
葉梨神社前の広場にはトイレやベンチも備えられ休憩するには適している。のんびり葉梨の里や私の青山となる(?)鋳造観音で
日本一の藤枝観音、その上に見える花倉城址(城山)を眺めて一服する。
案内板を読むと葉梨神社は元は 「天王社」 と称していたとある。成程 “天王山” の名前はそこから来たのかと納得。
更に花倉城址については 「花倉城を擁していた城山」 と書かれている。となると花倉城址の山名は 「城山」 が正しいのか。
こんなことも書いてある。「杉木立の中を進むと天王山山頂へと続き、伊豆半島から御前崎まで一望できる展望台に至ります。」
なら今日はその展望台に寄っていこう。
神社脇からの登山道 天王山山頂
神社の横から上に伸びる山道は、のっけからきつい山道が山頂近くまで続く。標識によれば神社から山頂までは800mあるらしく、
あとm、あとmと書かれた標識が次々と出てくる。
天王山山頂には 「三等三角点 北方 標高350.41m 藤枝市北方字井の滝」 が建っているが、この字名が “井の滝” となっている。
これで増々 “井の滝” に興味がわいてきた。次回は是非行ってみよう。
山頂からの視界は全然効かず、もちろん展望台などは無い。ただこれから向かう一宇坂峠の反対方向に踏み跡がついていたが、
これが展望台の道だろうか。今日はまだこれからがメインが待っている。と、自重して展望台も次回確認することにした。
山頂の一宇坂峠の標識 竹林の中の道
藤枝市のハイキングコースは山頂から葉梨神社に引き返すようになっているが、立派な標識に太い道を道続いている。
これを見ると先に進みたくなるが、この先、標識があるのは尾根の中間と一宇坂峠にあるだけで、あとは目印のテープになるので
気楽には進まない方が良い。
364m峰を過ぎた辺りか 南東の眺め
この稜線は軽い下りで歩きやすく、一部踏み跡が薄い所があるが荒れた所は無い。これなら2・3ヶ所に標識を付ければ十分
ハイキングコースになるだろう。
しばらく行くと右に風よけの槙が植えられ、その先が明るくなっているのは放置された農地があるようだ。
風よけの槙の横を行くと正面の杉の木に、目印のビニール紐が巻いてある。道はここで左に曲がって急斜面の下りが始まる。
どうやらこの辺りは既に364m峰を過ぎたと思うが良く分からない。右側の風よけの槙の間を潜ってみると放置された農地が
あり、その先には岡部側の山と大崩山塊が見えていた。
急な斜面 正面下に農道
葉梨神社から登りもきつく下りも大変だろうと思ったが、そこより一回りきつそうな下り坂が始まった。
これではとてもハイキングコースには指定できそうもない。しかし斜面は急だが林の中なので土は固くなくズルーと滑る事はない。
正面に山が見えてくると下に農道も見えてきた。今回は農道に真っすぐ下る踏み跡がついていたが、以前からの道はそこには
行かず、小枝に隠されていたが左側に下に下る道がついている。
目印の先に農道が見えた 山道入口の私製の標識
朽ち始めた階段の残骸などを10mも下ると赤い目印の先に農道が見ていた。あそこが一宇坂峠だ。
山道の入口には私製の標識が取り付けられているが、この標識のお陰で天王山へ歩く気になったのだから感謝です。
この標識の付いたガードレールの先に、 「一宇坂峠」 と書かれた天王山と同じ立派な標識が建っています。
農道を西方向に下りだすと右手に地蔵尊の石仏が安置されている。今は立派な農道だが昔の峠道だったのだろう。
この農道を下って行くと北方集落に出て、その先に出発点の白藤の滝に出る。364m峰の下りさえ整備されればグルリ一周できる
ハイキングコースができるのに惜しい気がする。
そうそうこの農道を反対の北側に行くと岡部側の玉露の里に出るのだが、途中の地層が悪く農道工事が難渋しているようだ。
工事が中断していれば、中断ヶ所も支障なく歩く事ができるのだが、工事をしていると通してもらえない。
なので今日は残念ながら岡部側からビク石に登ることは諦めてしまった。
フェンスの横を上る 私製標識
農道を100mも下ると右側に金網のフェンスが見えてくる。そのフェンスに小さな標識があり、ここが379m峰経由のビク石の
入口になる。さっきと同じ人が付けてくれようだが本当に感謝です。
フェンスから直進する 林に入ったら左折する
フェンスの先の左の道はミカン畑の道で、ビク石はススキの中を直進する。右側は農道の法面の上で、トラテープを張ってあった
のが今では杭が倒れロープは地を這っている。
ススキが終わってもそのまま進み、林の入口にロープがとぐろを巻いて置いてある所を左に折れた林の中を上ります。
後は踏み跡や目印、小さな標識に従って進んでいきます。
分かりやすい道 さてどこが踏み跡か?
山道の入口から10分ほどで稜線に出たら、後は基本的に尾根歩きなので高い所に踏み跡は付いています。
問題は竹林の道で、竹の落葉が積もり踏み跡を隠している所があります。そんな場所は足元だけでなく前後左右に目を配りましょう。
必ず踏み跡か目印が目に入ります。それでも分からなければ高い所をに行けば踏み跡が出てきます。
ただ自分が進んで来た方向を頭に入れておかないと戻れなくなってしまいます。
竹林の中の標識 さてさて・・・・・
右側に農業用架線の巻上機の残骸が見える場所を過ぎ、少し行くと竹に標識が取り付けてあります。
標識には 「ビク石 へ」 とあるが、 “へ” は字でなく両端に矢印が付いています。ようはここで少し左に向きを変えろという事です。
ここは注意が必要です。歩いて来た直進方向は広い稜線のように見えたので、そのまま前進して方向を見失っ事があります。
フラフラ歩き回った後、ようやく見つけた尾根の道を歩いていたら、元の道を戻っていた苦い経験です。
この標識に出たら正面の尾根には行かず目印を確認して左方向に進みましょう。私もテープを付けておきましたので、探せば必ず
目印や踏み跡が目に入ります。
右の写真も折れた竹に隠されているが、その先の杉の木に赤い目印があります。
農道跡 最後の迷い道
への字の標識から5・6分の所にある古い農道に出たら最初の難関は無事通過です。
次の難関はこの先に待っていますが、こちらは割り切れば簡単です。
農道跡から再び入った林の中の道は傾斜がきつくなってきます。そんな所に右斜めに進む踏み跡が2ヶ所ほど出てきます。
以前この斜めで楽な道に入り込んだら、途中で踏み跡は無くなり、結局急斜面の林の中を尾根を目指して登ったことがあります。
出た場所は既に379m峰を通り過ぎた所でした。
右に延びる楽な道との分岐を2ヶ所ほど無視して直登すると、今度は明らかに右の踏み跡の方がハッキリした分岐に出ます。
この踏み跡は確認してないが直接379m峰に出る道かも知れません。
でも、今回はその道も無視をして左側に高く伸びたお茶の木が見ながら直登します。
農道手前の標識 農道に出た
この標識に出たら農道はつい目の先で、前方の明るくなった所が農道です。
フェンスの横を上りだしてから約1時間、農道跡から10分ほどの迷路の旅はここで終了です。
農道から山道の入口には、赤い目印やペットボトルが木の枝に差し込んでありました。
天王山 大崩山塊
農道を少し登った所は視界が開けています。このポイントがあるのでさっきの直接379m峰に出る道を調べる気にならないのです。
天王山が見えています。ここから見ると天王山は右端で、そこから平坦な尾根を左に向かって歩るき、高くなった場所が364m峰か。
364m峰から下り勾配の尾根を更に左に進んだ所が、目印を杉の木に巻いた所だろう。
朝見た天王山は稜線の左端だったのが、ここでは右端になる。そこが混乱した原因なので、今回は地形図で調べた見た。
どうでしょう これで正解でしょうか?
見る場所の角度により天王山が右に見えたり、左に見えたりするようです。
駿河湾 379m峰
農道に合流してやく100mも登ると農道は終わり林になる。その辺りが379m峰だろう。
途中の茶畑は放置されていたが、一番高い場所にある茶畑はまだ現役だった。
山道の入口の石に腰掛け昼飯を食べる。時刻は丁度12時。後は地蔵の峠に下りビク石に登るだけ。今日のメインは終ってしまった。
今回もその思いが強く “に” が入ってしまいました。
訂正しておきます。ありがとうございました。
椿山から千葉山を歩かれたのですね。
以前、椿山から高山経由で千葉山をお勧めしましたが、
ittaさんは 「瀬戸川の分水嶺」 を歩いていることを失念していました。
それにしてもテーマに沿って確実に前進していくittaさんは素晴らしい。
冬になると農道を渡る風が本当に爽やかで、
もうそれだけで満足してしまいました。
ところで日付が12.26となっていますが、、