はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

ニュージーランド・ドライブ旅行13

2018-07-14 09:00:00 | NZ・ドライブ旅行
  準備編 ― 食 事

  ・食事場所の内訳
  食事は当初、朝は自炊(と言ってもサンドイッチ程度)、昼はテイクアウトのフィッシュチップス等を。
夜は豪華にレストランでと考えていた。ところがいろいろな理由で下表のような結果になってしまった。

          
  表でもわかるように自炊が圧倒的に多く、その理由は宿にキッチンが有った事です。 
勿論安くあげたい気もあったが、それ以上に高い料金を払って美味しさを感じない料理を食べるのもバカらしかった。

  好き嫌いは無く、何でも食べる私は、NZでの食事に関しては大丈夫と思い心配はしていなかった。
それがたった3日間のオークランドで、最後の夜は日本食のレストランを探して歩く情けなさ。
日本食が恋しいわけではないが、その後も日本食レストランががありそうな街は常に探し回っていた。


  ・レストラン
  レストラン食が少なかった理由は
 1.メニューが読めない。
  メニューを見ても解らないので、大体で注文していたが、出てきた料理が想像していた料理と余りにも違っていたり、
調理方法が違っていた事が度々だった。

 2.味が合わなない。
  味音痴の私でもサーモンを食べても味が薄く、醤油をかけたくなってしまう。

 3.ワインとビールしかない。
  洋酒のワインやビールが苦手な私には、宿で焼酎を飲みながらの食事の方が魅力だった。

 4・値段が高い? 
  日本円に換算すれば高くはないが、満足しないのにお金を払うと高く感じてしまう。

  そんなこんなで当初想定していた外食予定の食事方法が、自炊に変わってしまった。
おかげで食事の予算を当初は4,000$とみていたが2,000$と半減した。

数少ないレストラン経験ですが、お勧めのレストランがあります
          
  車海老の半茹を皮を剥いて食べるシンプルなもの。
量はこれで2人前だが、これで丁度良った。(写真は少し食べてしまってから写した)
ここでは地熱を利用して車海老を養殖しているので、ミソは新鮮で生臭くなく美味しい。       
メニューを見ても解らず、これを食べていた人と同じ物と指をさして注文した。

           
  サーモン丼はあちこちで食べてみたが、どの店も比較的美味しかった。中でも一番美味しく感じたのはテカポの
湖畔レストランで、ここはサーモンだけでなくご飯も美味しかった。 
この店は日本の旅行社のツアーでも利用しているとか。

 もっとも値段は普通は10$だったが、この店は16$と違いはあったが。

  ・3食事風景

               
                肉料理                         寿司
 クライストチャーチの最後の夜、少しは高級なレストラン(?)で食事をしようと 「地球の歩き方」 に載っていた
 「Hay’s(ヘイズ)」 へ行った。
ガイドブックにはヘイズは日本語がOKとなっていたが果たしてどうか?
私たちが店に入るとすぐ日本人の店員が 「いらっしゃいませ」 と出迎えてくれる。もうこれで一安心です。
日本語で質問しながら妻は美味しくないと言いながらも、最後の挑戦と称してラム肉を注文とした。
私は肉は敬遠して、またもサーモンを頼む。。
値段はどちらも38$(¥2500)で、高いのか安いのか分からないが決して安くはない。

  ワインも飲み、ほろ酔い機嫌で店を出たがまだ小腹が空いている。
頼んだ38$のサーモンにはライスやパンが付いていなかったのでワインのつまみの様な物だった。
このままでは帰れないと、通りを見ると 「うどん」 と書かれた赤提灯の店を見つけた。

  NZで蕎麦でチョット心配だが、饂飩なら何所でも大して変わるまいと入ってみた。
店員は白人だったが日本語の 「うどん」 で通じたので、私は素饂飩(10$)を妻は天ぷら饂飩(14$)を頼んだ。
読みは当たって、饂飩は腰もあり汁の味もマーマー美味しかった。

  私たちが饂飩を食べていると調理服を着た日本人の男性が出てきて 「饂飩の味はどうですか?」 と聞いてきた。
正直に 「腰もあり汁も美味しかった」 と答えたが何故聞きに来たのだろう?
店先の提灯も新しくなかったので饂飩が新メニューでもなさそうでした。私たち夫婦が饂飩の通とでも思ってくれたのかな?

疑問は疑問のまま解決せずに次々と過ぎていく。それもまた楽しからずやだ。

  ダニーデンで食べた寿司は、日本食に飢えていたのかやけに美味しく感じた。
NZでもスシブームらしく 「SUSHI」 の看板や旗があちこち沢山出ていた。
ただ、こちらでスシと言っているのは太巻きの事らしく、写真のような握寿司は少なかった。

  ダニーデンのレストランで、隣の席の外国人(?)の寿司の食べ方を見ていた。
まず最初に運ばれてきた味噌汁を全部飲んでしまう。 次に小皿に醤油を注ぐ。いや注ぐのではなく一杯入れるだった。
次いで太巻きに辛子をべったりと塗る。<ウヘー辛そう>
そして箸を上手に使い太巻きを掴んで醤油をつける。もとい醤油にしたす。<ショッパ過ぎるよ>
それを口に入れ美味しそうに食べている。
 
 見ているだけで ”辛くてしょっぱそうで” こちらの顔がゆがゆがんでくる。
私が見ているのに気付いて 「ナニ?」 と言った顔をしたので、ここは日本の正しい食事マナーを伝授しなければと思い、
自分の寿司を掴み醤油を少しつけ 「スモール」 と言って食べて見せた。
それで理解してくれくれたのか、醤油を少しつけ食べたあと 「グッド」 と親指を立てた。

  アルコールの力は凄い。普段はシャイで意気地なしの日本男児を国際貢献家にしてしまうのだから。
妻が後から言った 「スモールは小さいでしょう」 ---- 「いいよ!いいよ!通じれば」 だ。

  ・4期待外れだった料理

 余り解りもしない事を書くのはこのくらいにしよう。

  ・テークアウト
 
          フィッシュチップス                            食事場所

  NZのテークアウトの食べ物では、魚とポテトチップスの 「フィッシュチップス」 が多いとあったので、それを食べて
みようと考えていた。しかしこれが案外ままならなかった。
  まず車で走っているので昼飯時にタイミングよく店が出てこない。また店があっても個人商店なので店により注文の仕方が
違うのも悩みの種だった。更に味が分からないので脂っこ過ぎて気持ち悪くなったりする事もあった。

  最初に入ったワンヌガイのテイクアウトの店の注文の模様を紹介すると。
店のカウンターの中に何種類かの生の魚を開いて置いてある。しかしどのように注文していいか解らないので、ともかく
 「フィッシュチップス ツー」 と注文をした 。
店の人は 「ナントカ カントカ 」と言って魚のほうを指す。
きっと魚の種類を聞いているのだろうと判断して、大きめな魚を2枚指差した。料金は10$だと言う。
店員はお金を受取ると魚を紙に包みだした。
慌てて 「ノー ノー フライ プリーズ」 と慌てて言うと、店員は奥でフライを上げている方を指すので
 「そうだ。そうだ」 とばかりに頷いた。
やっと意思の疎通が出来た。と、思ったら。揚がったフライを紙に包んでそのまま寄こす。
アレーポテトチップが無いと思ったがもう諦めた。
ポテトチップは別に注文するらしい。フライ賃を2$払って、すごすご退散しました。

  この店はどうもフィッシュチップスの店としては高級?店らしい。
この後はどこの店でも魚を並べてあるような所は無かった。
また料金も上の写真は魚4枚とチップスで8$。別の店では魚1枚とチップスで4$という所もあった。
注文も魚の枚数を、例えば 「フィッシュ ツー チップス ワン」と言えばなんとか通じた。

そんなわけで予定していたよりテイクアウトの回数は大分減ってしまったが、代わりに増えたのがサンドイッチ。
これは店で買うのではなく、宿で朝食を準備している時に、妻がついでに作ったもので、これが中々良い。
 眺めの良い所で、車を止めのんびり食事をしていると、これぞ自由旅行と言った感じで、食事が更に美味しく感じる。
そんな景色のよい場所がいたる所にあった。
サンドイッチはいつでも食べられる 「安い」 「簡単」 「美味しい」 と、私にとっては三3拍子揃った食事でした。

  ・自 炊
  ホテルと違いB/PやYHAにはレストランがないが、替りに共同キッチンがどこでもありました。
 
                 キッチン                              食 堂

  流しやコンロが2・3ヶ所に冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、 給湯器、トースター、場所によっては炊飯器もあった。
他にも鍋釜やフライパンは勿論コップや皿、ナイフ、ホーク等の炊事道具も大体揃っているので不便はなかった。
逆に油や調味料等の消耗品は宿では準備していないが、前の人の残りが置いてある宿が多かった。
   
 妻は最初外国人の若者ばかりのキッチンに入るのを躊躇していたが、一度入ってしまえば後は大きな外国人の間を
スイスイ行き来していた。
私? 私といえば妻に言われてスパゲティの茹加減を見るとか ラーメンを作るぐらいで、後はボーと立っているだけで、
他の人の邪魔にばかりなっていた。

  それが外人男性が凄い! 私のように立っているのが仕事の者は勿論いないし、中にはパートナーの女性より活発に
動いてる男性も居る。
この人達の料理は素晴らしく、アワビの蒸し焼きに厚いサーモンの照り焼きなど、ご相伴にあずかりたいような料理が並ぶ。
食卓ではワイングラスで傾けながら食事する風景は、一流レストランの食事より美味しそうに見えた。

  私の作るインスタントラーメンは調理例の通りだったが、韓国人のグループの作っていたラーメンは変わっていた。
最初袋ラーメンの麺を茹でるまでは同じだが、麺が茹で上がるとザルに取り水気を切る。次に湯をこぼした鍋にラメーンを
いれ添付の調味料を入れかき混ぜる。
それを皿によそって出来上がり。まるで焼ソバのようだ。一人前はいらないが一口食べてみたかった。

  食事をする場所はキッチンと別に食堂があり、眺めの良い所では庭にテーブルが準備されていた。
写真はMt'クックの食堂で、中央に見える区分棚は食材置き場。
この棚にレジ袋に食材を入れ、準備されている名札に名前を書いて袋に貼って入れておくシステムでした。

  食事でも白人カップルは格好が良い。
出来上がった料理をテーブルに並べ、ワイングラスで乾杯をする。そしてナイフとホークを使って大きなステーキを等を
食べながら談笑をしている。 日本人がやると気障に感じるが白人だと格好が良い。

          
                     眺めの良いワナカの食堂

 自炊の材料はスーパーマーケットで購入する。
大きい町には大型スパーの 「ニューワールド」「カウントダウン」 等がある。
小さな町には小さいスパーがあるがトンガリロ、エーベルタスマン、マウントクックにはスパーは無く、それこそ小さな売店しか
ないので、食材は前の町で準備しておいた方が良い。

  調味料(塩、胡椒、ドレッシング等)や油は何度も使うので、途中で買うより出発地のオークランドのスーパーで購入した方が
経済的で便利です。

  スーパーでは果物は計り売りが多く、例えばキウイなどは1個から、バナナは自分で房からもぎ取って1本から買う事ができる。
またNZでは電子レンジの事を 「マイクロウエーブ」 と呼び、最初は調理時間がわからず悩んでしまった。
材料の入った包装にはマイクロウエーブの絵はあるのだが数字が書いてない。、仕方なく宿の人に聞いたら 「10分」 だと
云われて、納得できなかったが言われる通り10分にしたら、美味しく腹も痛くならなかったので10分は正しかったのでしょう。
   

  炊事の水は勿論水道の水を使う。では飲料水はどうしたかというと。
最初のオークランドやロトルアではミネラルウオーターを購入していたが、朝炊事室でペットボトルに水道水を入れてる人が多く
ガイドブックにNZの水道水は飲めると書いてあったことを思い出した。
それからは毎朝水道水をペットボトルに入れるのが私の日課になってしまった。

 写真右の色付きのペットボトルは炭酸入りで、普通の水は左の透明なボトルでした。
ペットボトルの口は日本と違い、飲み口が付いていてこぼれないので運転時は飲みやすかった。
飲み口だけ日本にもって帰って嵌めてみたりバッチリ合いました。

  日本から持参した食材は入国審査が厳しかったので、パパットライス(包装米飯)だけだった。
当初は素麺やラーメンをはじめ、味噌汁の素等も持っていって、現地で日本食を食べようと思っていたが全て中止した。
だが乾燥品や製品化された調味料等は持ち込みできる気がしたので、次回があるなら持っていこうと思っています。
 しかし現地でも「亜州食品」といってカップラーメン、袋ラーメン、インスタント味噌汁などは売っているので購入できる。
ただパパットライス類は見かけなかったので大事に食べた。
スーパーでお米も売っていたが余り美味しそうでもなく、宿に炊飯器も有ったり無かったりだったので買う事はなかった。

  ・コーヒーとアイスクリーム
 NZのコーヒーはカプチーノが美味しかった。          
  日本では甘いコーヒーは飲まないのに、何故かNZではチョコレートパウダーをまぶして甘くなったコーヒーが美味しく感じた。
特にテカポのマウントジョン山頂の天文台と、ロトルアのポリネシアスパで飲んだカプチーノは美味しく、ハイキングや温泉で
疲れた体を癒してくれた。
 アイスクリームでは 「ホーキーポーキー」 と言う蜂蜜の固まり入りのアイスが美味しかった。
食べていて蜂蜜の固まりに当たるとガリットとして甘さが口の中に広がってくる。
 この 「ホーキーポーキー」 はNZの名物なのか、あちこちで売っていた。
一番蜂蜜が多く入っていたのは、ミルホードサウンドの入口の町テ・アナウに向かう国道6号線の 「Athoi」 という小さなの
鄙びたバスの休憩所の物だった。
ここの親父さんは話好きで、お互い訳の分からない言葉でも結構意思は通じて、最後にはテ・アナウのレストランのサービス券を
呉れた。ただしここのコーヒーは一番不味かった。
 ホーキーポーキーの値段は大体2$から3$くらいでした。

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