すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

この子を救えるのは、私かもしれない

2008-06-01 21:27:02 | ひとりごと
 ここに一冊の絵本がある。この本はNPO法人「ワールドビジョンジャパン」が出版している。内容は至ってシンプルで淡々と事実が書かれてある。しかし、それはあまりに残酷で過酷な子供たちの運命を、事実をありのままに書いてある。
 本の冒頭にはこう書かれている。

 わたしがジムでダイエットにはげんでいるとき、
 食べものをもとめてゴミ箱をあさっている子どもがいる。
 わたしが水を出しっぱなしで歯をみがいているとき、
 山道を2時間歩いて今日使う水を汲みにいく子どもがいる。
 わたしがソファに寝ころんで戦争映画をみているとき、
 ほんものの戦場で殺しあいをしている子どもがいる。

 生きる。
 ただそれだけのために、必死にならないといけない子どもたち。
 かれらすべてに、何もかもしてあげることはできないけれど、
 だれかに、何かをしてあげることはできるはず。

 ひとりの子どもを救うことは、
 わたしの人生も、ちょっと変える。
 ごはんを食べるたびに、
 水を飲むたびに、
 戦争のニュースをみるたびに、
 あの子は元気にしているのかなと、想うようになる。
 その想いは、わたしの人生を、ちょっと豊かにしてくれる。

 この子を救えるのは、わたしかもしれない。


 興味のある方は是非書店でさがしてほしい。そして、もし心を動かされたら1冊購入してほしい。100円がそのまま寄付になるのだから・・・。


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コメント (4)
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