すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

お陰様。

2023-06-16 21:34:16 | うちのキヨちゃん
 今朝いつも通りに洗顔や口を漱いでいたキヨちゃんが酷く咽た。咳をするまでに少し間があるほどで、かなり辛かった様子だった。うがいの水を誤嚥したらしいが、首も悪いので決して頭をそらしてガラガラっとうがいをしているわけではない。なので、何かの拍子に水が入ったのだろう。
 落ち着くまで待って、朝食はスープだけ飲み、しばらく横になって安静にしていた。
 実はキヨちゃんは時々こういう事がある。勿論年を取ると誤嚥することが多くなるが、かなり以前、おそらく20年以上前になると思うが、こういう事が多かった時があった。普通に歩いていて自分の唾液で急に誤嚥し息が出来なくなった時もあり、当時存命だったキヨちゃんの姉二人が鹿児島から遊びに来ている時で、かなり心配されたものだ。
 それが年の割にここ最近は滅多にないのでちょっと油断していたが、とは言え、まだ水分にとろみをつけるレベルでもない。
 幸い午前中に訪問看護があったので、看護師さんに報告した。胸の音を聞いてもらうと、
 「少しヒュー音と肺にも少し雑音がありますね。熱が出ないか気を付けてあげてください。何か変化があれば通院や検査をした方が・・・。」
と言われた。
 にわかに心配になる。何たって週末だ。で、親友ナースに相談すると、仕事帰りに様子を見に来てくれると言った。親友ナースは今は日中勤務なので遅くても19時くらいには来られる算段だった。
 近所の甥っ子たちも看護師だが、不規則勤務の上、この前コロナで寝込んだばかりだから頼むわけにもいかなかった。
 夜仕事帰りに寄ってくれ、状態は落ち着いているようだが、僅かに雑音があるので様子を見てとのことだった。しかし、彼女の顔を見たキヨちゃんはそれだけでかなり安心したようだった。
 キヨちゃんは本当に皆様に助けていただいている。鹿児島の親戚からの電話に、
 「この前食べたチマキ(鹿児島のあく巻き)美味しかった。懐かしかった。」
と言えば、季節外れであるかどうか分からないちまきを探して送ってくださった。
 ご近所さんは毎年キヨちゃんに紫蘇ジュースや甘酒を炊いて持ってきてくれる。
 そして親友ナースは突然のお願いにこうして来てくれる。
 有難い話である。本当にお陰様で元気でいられる。
 「おばちゃん、後2年は頑張りたい。」
と親友ナースに言えば、彼女は笑いながら、
 「たった2年かえ?」
とからかった。
 そう皆様のためにも100まで頑張れキヨちゃん。


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3 コメント

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Unknown (山のスズメ)
2023-06-16 23:54:17
きよちゃん、苦しかったね。大丈夫ですか??
若くても、水一滴、ご飯一粒で、死ぬかと思う位になりますよね。どうか、お大事に!!
返信する
Unknown (ふくだ)
2023-06-17 13:51:21
2年なんて、そんなそんな!
もっともっと元気でがんばれますよ!(^-^)
返信する
ご心配おかけしました (すずしろ)
2023-06-17 21:10:48
山のスズメ様
本当に初めはかなりきつかったんですけど、もう全然大丈夫そうです。これからも気を付けて見守ります。

ふくだ様
はい、絶対100まで大丈夫です。
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