《賢治愛用のセロ》〈『生誕百年記念「宮沢賢治の世界」展図録』(朝日新聞社、)106p〉
現「宮澤賢治年譜」では、大正15年
「一二月二日(木) セロを持ち上京するため花巻駅へゆく。みぞれの降る寒い日で、教え子の沢里武治がひとり見送る」
が定説だが、残念ながらそんなことは誰一人として証言していない。
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現「宮澤賢治年譜」では、大正15年
「一二月二日(木) セロを持ち上京するため花巻駅へゆく。みぞれの降る寒い日で、教え子の沢里武治がひとり見送る」
が定説だが、残念ながらそんなことは誰一人として証言していない。
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先頃、宮澤賢治研究の第一人者の入沢康夫氏が逝去された。そこで私も〝「入沢康夫氏に感謝し、ご逝去を悼む」〟を投稿した。
そして今、入沢氏から生前、
これまでほとんど無視されていた千葉恭氏に、御著によって、初めて光が当たりました。伝記研究上で、画期的な業績と存じます。それにしても、貴兄もお書きになっておりますが、当時身辺にいた人々が、どうして千葉氏に言及していないのか、不思議ですね。
という評を頂いた拙著『賢治と一緒に暮らした男-千葉恭を尋ねて-』を、入沢氏を偲びつつ、少し書き改めながら拙ブログにおいて、〝「殆ど無視されてきた千葉恭」〟と題して今稿し続けている。それから私は、以前にやはり拙ブログにおいて〝10回目の上京の別な可能性〟なるシリーズを投稿したことがある。すると、その投稿の最終回(2513 「賢治の10回目の上京の可能性」)において入沢康夫氏から、
祝 完結 (入沢康夫)2012-02-07 09:08:09「賢治の十回目の上京の可能性」に関するシリーズの完結をお慶び申します。「賢治と一緒に暮らした男」同様に、冊子として、ご事情もありましょうがなるべく早く上梓なさることを期待致します。
というコメントを頂いた。しかも、ご自身のツイッター上で、 入沢康夫 2012年2月6日
「みちのくの山野草」http://blog.goo.ne.jp/suzukishuhoku というブログで「賢治の10回目の上京の可能性」という、40回余にわたって展開された論考が完結しました。価値ある新説だと思いますので、諸賢のご検討を期待しております。
とツイートしていることも偶々私は知った。「みちのくの山野草」http://blog.goo.ne.jp/suzukishuhoku というブログで「賢治の10回目の上京の可能性」という、40回余にわたって展開された論考が完結しました。価値ある新説だと思いますので、諸賢のご検討を期待しております。
そこで私は、同氏からこの〝「賢治の十回目の上京の可能性」に関するシリーズ〟の出版を慫慂されたものと受け止め、出版したのが拙著『羅須地人協会の真実-賢治昭和二年の上京-』である。
ついては近々、こちらについても少し書き改めながら、〝「賢治昭和2年11月から約3ヶ月滞京」〟と題して投稿し、入沢氏に感謝しながらご冥福をお祈りたしたい、と思っている。
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賢治の甥の教え子である著者が、本当の宮澤賢治を私たちの手に取り戻したいと願って、賢治の真実を明らかにした『本統の賢治と本当の露』
〈平成30年6月28日付『岩手日報』一面〉
を先頃出版いたしましたのでご案内申し上げます。
その約一ヶ月後に、著者の実名「鈴木守」が使われている、個人攻撃ともとれそうな内容の「賢治学会代表理事名の文書」が全学会員に送付されました。
そこで、本当の賢治が明らかにされてしまったので賢治学会は困ってしまい、慌ててこのようなことをしたのではないか、と今話題になっている本です。
現在、岩手県内の書店での店頭販売やアマゾン等でネット販売がなされおりますのでどうぞお買い求め下さい。
あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
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