《『宮澤賢治と高瀬露』(上田哲・鈴木守共著、友藍書房)の表紙》
鈴木 今までは、この10月24日付〔聖女のさましてちかづけるもの〕の詠まれ方があまりにも不自然だと思っていたが、こうやって並べてみる何かが少し見えてきたような気がする。このような「憤怒」の詩〔聖女のさましてちかづけるもの〕〔最も親しき友らにさへこれを秘して〕をほぼ同時期に2篇も賢治は詠んでいたようだから、賢治は余程この二人の女性に対し . . . 本文を読む
《『土に叫ぶ人 松田甚次郎 ~宮沢賢治を生きる~』花巻公演(平成31年1月27日)リーフレット》
去る平成31年1月27日の花巻公演、『土に叫ぶ人 松田甚次郎 ~宮沢賢治を生きる~』において配布されたパンフレットに、
昭和初期、日本が激動の時代へと移りかわろうとしていたその時、ここ新庄で宮沢賢治の理想郷(イーハトーブ)を実践した男がいました。
彼は、賢治のたった二つの言葉を信じ、農業恐慌によ . . . 本文を読む
《『宮澤賢治と高瀬露』(上田哲・鈴木守共著、友藍書房)の表紙》
吉田 さて花巻に戻った賢治は実家で病に伏せながら、先にも引用したように、『雨ニモマケズ手帳』の実質的な一頁、
に「昭和六年九月廿日/再ビ/東京ニテ發熱」というように、のことをまず書いた。
そしてこの手帳を書き進めていくうちに、ちゑに一方的に裏切られてしまったという屈辱感が日に日に募ってきて病臥中の賢治を . . . 本文を読む
今回は残念ながら氷筍には出逢えなかった。だが、「旭の又小学校」跡地ではでっかいツルウメモドキの塊に出逢えたこと、そして最も嬉しかったのが、旭の又に向かっていたときに、逆光の中に金色に輝いていたヤドリギのシャンデリア、賢治に言わせると「やどり木のまり」に出逢えたことだ。
《1 》(平成31年2月5日撮影)
《2 》(平成31年2月5日撮影)
《3 》(平成31年2月5日撮影)
《4 》(平成 . . . 本文を読む