ども、砂川です。
映画の話題が続いて恐縮ですケド、もう1本、「シン・レッド・ライン」です。
1962年に出版されたジェームズ・ジョーンズの同名小説をテレンス・マリック監督が映画化、太平洋戦争の激戦地となったガナルカナル島の戦いを舞台に、生死の狭間を生き抜く若い兵士たちの姿を描いた戦争映画です。
無謀な作戦で死んでいく兵士たち、島の人々や自然の豊かな表情など、「神」の視点で人間の蛮行をとらえています。
トーンは「激戦」というより抒情詩的で、戦争というものに対する兵士の内省的な描写に焦点をあてられていますね。
ただ、「狂気」という点で「プラトーン」に及ばず、「リアリティ」という点で「プライベートライアン」に及ばず、誰が主人公かもよくわからない、盛り上がりどころもよくわからない、見終わったあとのモヤモヤ感がハンパなく・・・。(笑)
夕暮れ時の光の使い方など風景の描写はとてもきれいなのですケド、期待していた内容とはちょとちがったのがザンネン。