ども、砂川です。
録画したままだった映画「追跡」を見ました。
ケーブルTVで始まった企画、ビデオショップ店長に扮した映画評論家の町山智浩さんが、とても素晴らしい、けれどもレアな作品を客にオススメする、という設定で、しかも本人による前解説と後解説付き。
町山智浩さん、ってよく知らなかったんですケド、この人の解説はとってもわかりやすくて興味深いですね。
ヘヴィメタルでいうトコロの伊藤政則さんみたいです。
さて映画、女子行員シャーウッドが帰宅すると突然背後の闇から現れた男に羽交い締めにされ脅迫されます。
銀行の金10万ドルを持ってこい、さもないと妹に危害を加えると。男は妹の学校名から行動パターンまで全てを調べ上げていました。
解放されると即刻FBIに通報する彼女。捜査官が電話に出ますが、この展開を予想し見張っていた犯人が家に乱入してきて殴り倒され電話は切られます。
捜査官は電話口で彼女が名乗った姓だけを頼りに電話の主を捜しますが・・・。
監督は「ピンクパンサー」シリーズで有名なブレイク・エドワーズ。
とってもレアな作品であるにも関わらず、あらゆ映画に影響を及ぼした・・・、と町山氏による前解説。
確かに、始まってすぐに登場する、主人公が住んでいる街の名前が「ツインピークス」。(笑)
犯人の顔を写さないのもデヴィッド・リンチ監督は影響を受けたであろうと・・・。
また、黒澤明監督の「天国と地獄」も同じ手法、と指摘。
ラストシーン、野球場のマウンド付近に犯人を追い詰めて射殺、それをヘリコプターによる上昇しながらのカメラアングルまでもが「ダーティー・ハリー」のラストシーンと・・・。
町山氏いわく、「映画って、何も知らずに見ても面白いんですケド、いろんなコトを知ってから見ると100倍面白くなる」。
なるほどなるほど・・・。(^^)