ども、砂川です。
「超常現象~科学者たちの挑戦」、コレもあっという間に読み終えました。
これほど科学が発達した現代社会においてなお、常識では説明のできない事象は確かに存在します。
例えばイギリスの古城に姿を現すハンチング帽を被った男の幽霊や前世の記憶を詳細に語る子供たち。
死後の世界を垣間見た人や、CIAにその能力を認められたユリ・ゲラー、などなど。
人類はどこまでその正体に迫ることができるか? を最先端の科学で徹底検証したドキュメンタリーです。
興味深かったのは、ネズミが入った木箱にヘビの匂いが染み込んだ脱脂綿を入れ、サーモグラフィーで見るとネズミの体温がいっきに下がる、というトコロ。
ヘビが捕食動物の体温を感知して攻撃するのを本能で知っているからです。
おそらく人間も同じ能力が備わっていると思われ、「恐怖」を感じたときに体温が下がります。
コレを「霊気」を感じた、と表現すると、心霊現象みたいなハナシになります。
もともと外敵から身を守るために相手の顔を認識する能力が高く、コレをパレイドイリア現象というのですケド、古城の壁のシミが人にしか見えない、とか・・・。
「なぜその現象が起こるのか?」ではなく、「なぜその現象が起こったと感じるのか?」という視点に立つと、ほとんどのコトは科学で解明できそうです。
なるほどなぁ~、と感心した次第。