ども、砂川です。
私が中学生の頃、自分にとってアイドルといえる存在は、間違いなく前田日明でした。
当時はまだ、新日本プロレスの若手といえる存在でした。
前田選手はその後、イロイロあって独立し、現在の総合格闘技ブームのキッカケとなる
さまざまな活動を行いますが、その極端すぎる性格で周囲から孤立し、次々に仲間が
離れて行きます。
そのような中で、自身の引退試合の相手として、ロシアのグレコローマン・レスリングの
アレキサンドル・カレリン選手にオファーをだしました。
アレキサンドル・カレリン(左)
191cm 130kg オリンピック3連覇の、「人類最強の男」といわれるヒトです。
4連覇を目指したシドニー五輪は、決勝でルーロン・ガードナー(米)に敗れ、現役を
引退しました。
世界選手権制覇9回、ヨーロッパ選手権制覇12回、まるで怪物です。
いかつい外見に反して、その言動は紳士的かつ知的で、ロシアでは国民から尊敬される
存在で、引退後は国会議員も一期務めました。
あの前田が子供扱いされ、「カレリンズ・リフト」という、相手が四つん這いの体制で
上から胴体をクラッチし、そのまま後ろへ反り投げるというトンデモナイ大技を披露
しました。
テレビをみて唖然としたのを、よく覚えています。
この試合は、カレリンの唯一の他流試合でした。
そのカレリンが、日本レスリング協会から招聘されて、日本のアマチュアレスラーに
指導の為、来日しているという記事が昨日、新聞に載っていました。
・・・このヒト、41歳だったそうで。
えっ? 自分とそんなに変わらなかったの?