ども、砂川です。
デヴィッド・フィンチャー監督でもう1本、2002年公開の「パニック・ルーム」です。
夫と離婚し、娘と新居に引っ越してきたメグ(ジョディ・フォスター)。
しかしその夜、3人の強盗が家に侵入してきます。
メグは娘とともに屋内の緊急避難スペース「パニック・ルーム」へと逃げ込み、難を逃れようとしますが・・・。
「セブン」や「ファイト・クラブ」、「ドラゴン・タトゥーの女」に比べると世紀末的な絶望感はおとなしめですケド、やはり縦横に動き回るカメラワークにうんうん、とうなずきます。
しかしジョディ・フォスターは上手いですね。
当初、ニコール・キッドマンがキャスティングされていたそうですケド、撮影中のケガのために降板、かねてからデヴィッド・フィンチャー監督を心酔していた彼女が起用されたそうです。
資金回収のための商業的作品、などとも評されているものの、屋敷の中だけという限られた空間の中で展開するテンポのよさや細かなつくりはヒッチコック映画のような気配がします。