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鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

「富士五湖自然首都圏フォーラム」山梨県・静岡県共同宣言

2025年03月03日 | 議会活動
令和7年3月3日(月)

 先週日曜日の天皇誕生日、静岡県と山梨県は富士山が世界文化遺産に登録されたことを記念して、「富士山の日」と決め、「富士山の日フェスタ2025」を、両県知事をはじめとする関係者が集い開催されました。その報告は2月24日の私のブログで紹介させていただいていますが、その中で行われた「富士五湖自然首都圏フォーラム」山梨県・静岡県共同宣言について触れたいと思います。





 山梨県が立ち上げたこのフォーラムは、山梨県は、富士山の「世界文化遺産登録10周年」を契機として世界に誇る富士山の裾野に広がる自然豊かな地域であり日本を代表する観光リゾート地でもある「富士五湖地域」を新たな時代に求められる「自然首都圏」へと発展させていくことをめざし産官学労社広民(産業界・民間企業、政治・行政、大学・教育機関・研究機関、労働組合、社会貢献団体・NPO・社会起業家、メディア、国民・県民)の協働組織体「富士五湖自然首都圏フォーラム」を設立した。
 「自然首都圏構想」とは、国内最高の観光リゾート地と最先端の首都圏機能を融合させた「世界に類を見ない先進的地域」を創出する構想と説明しています。

 山梨県が立ち上げたフォーラムと本県との関わりですが、富士山やその自然から得られる様々な恵みは共通しています。富士山を中心に考えれば、理念も共有できます。
 では、共同宣言に至った背景を宣言文から見てみたいと思います。
 宣言文のタイトルは、「富士五湖自然首都圏フォーラムにおける活動推進に係る共同宣言」となっています。
 鏡の部分では、山梨・静岡両県の多様な分野におけるこれまでの連携を強調し、富士山を囲む両県を結ぶ「冨士新経済圏構想」、カリフォルニア州との連携を視野に入れ、「富士五湖自然首都圏フォーラム」における3つのコンソーシアムの活動を強力に推進していくとしています。
 3つのコンソーシアムとは、①富士五湖グローバル・ビレッジ・コンソーシアム。②冨士グリーン水素コミュニティ・コンソーシアム。③社会起業家連携・先進行政コンソーシアムがあります。
 ②に関して、カリフォルニア州との連携では、再生可能エネルギーとして期待される水素エネルギーに関し、全米で注目されている利用促進の先進地であることが上げられます。③はいわゆるスタートアップなどを指しているのではと考えます。


 現在開会中の静岡県議会2月定例会には、令和7年度以降の本県の取り組み野中に「再生可能エネルギー等の導入促進について」があります。その下りには、「2050 年までにカーボンニュートラル社会を実現するため、再生可能エネルギーの更なる導入拡大や水素の利活用の促進が必要となる。水素の利活用の促進につきましては、本県の強みを活かした貯蔵・利用技術等の研究開発・実用化に向けて、先進県である山梨県との連携を強化いたします。加えて、水素専門コーディネータを新たに設置するなど、産学官によるプラットフォームを構築し、研究会の開催や技術開発の支援等を通じて、水素関連ビジネスの創出につなげていく。」とあります。
 水素エネルギー関係では山梨県を先進県と捉え、その連携を図ることが宣言されていました。
 また、スタートアップ支援は鈴木知事が積極的に進める施策であり、これらのことから、本県と山梨県の連携は富士山という共有の資産のもと、新たな連携分野が加わったと理解しています。
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