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地下茎状に横に伸びた幹から枝を出すので、幹が群がって上向きに伸びるボケと区別されるクサボケ:草木瓜(バラ科ボケ属)は、高さ30~80cmの落葉低木で、バラ科に珍しく両性花に雄花が混じります。雄花の下位子房はやせ、雌花のは肥厚して、秋、径3~4cmの果実になり黄色く熟します。ナシ状果で果肉は木化してかたく、生では食べられませんが、香りはよく、塩漬けや果実酒にされます。
別名にシドミ、ジナシがあります。ジナシとは地面近くに生る梨という意味でしょうか。そういえば仲間のボケの名は中国の木瓜(モッカ)の転訛といいますから、ボケもクサボケも名前の上では花より果実のようです。