新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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フサザクラ:総(房)桜(実を見て花を思う)

2009-11-13 06:47:32 | 植物観察1日1題

これも花背の谷沿いで見かけたフサザクラ:総(房)桜(フサザクラ科フサザクラ属)の果実です。
沢沿いなど湿潤地に多い落葉高木で、和名はカツラように総状につく赤い花の形からきていますが、葉がクワに似ているのでタニグワの名もあります。
果実は翼果(袋果)で、長い柄で垂れ下がり秋に黄褐色に熟すと風によって飛ばされます。
1属1種で、サクラの名がありますが、サクラとは関係なく、むしろヤマグルマやカツラと類縁関係があるといわれています。
この木には何回か出会っていますが、早春に咲く花を見たことがありません。花芽らしきものがもう膨らんでいますが、花背にあることは分かったものの、花を見に行くには少々遠すぎる感じです。