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箕面の山のあちこちに赤く見える木が目立っています。
この赤い春の新芽が名前の由来になっているアカシデ:赤四手(カバノキ科クマシデ属)です。
山地に生える落葉高木で、高さは10~15mになります。樹皮は暗灰色で滑らかですが、老木になると筋状のくぼみができます。長さ4~8cmの葉は互生し、ふちには細かい重鋸歯があり、側脈は9~15対です。
雌雄同株で、雄花と雌花が別々の穂につき垂れ下がります。
雄花穂は長さ4~10cmで、苞や葯の先端が紅色を帯びるのが特徴で、花盛りには黄色くなります。雌花穂は枝先につき雄花穂より小さくなります。
箕面の山では、大阪湾からの暖かく湿った気流があたるところにアカシデの群落があり、春先、広い範囲で赤みを帯びて、遠くからでもそれとわかります。