新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ハナミョウガ:花茗荷

2007-12-21 07:13:29 | 植物観察1日1題

 
三井寺の律院、法明院の近くにハナミョウガ:花茗荷(ショウガ科ハナミョウガ属)が赤い実をつけていると聞いてあるグループについて見に行きました。
暖地の林の中などに生える常緑の多年草で高さは30~60cm、根茎は分枝し、茎の節には鱗形状葉があります。長さ15~40cm、幅5~8cmの広披針形の葉の裏面には軟毛が多く、ビロードのような手ざわりです。
5~6月、10~15cmの花穂を立て、白地に赤い筋の入った卵形の唇弁の花をつけます。
晩秋、長さ1.5cmほどの広楕円形で赤色の果実を熟します。中にある種子を伊豆縮砂と呼び健胃などに用います。薄暗い林内で赤色の実と青い葉とが鮮かな対比をみせています。歴史的風土に囲まれた林内に生える花茗荷、花時にもう一度訪れたいものです。