新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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カナクギノキ:金釘の木(早くも膨らむ花芽) 

2007-12-16 07:28:11 | 植物観察1日1題
   
11月21日に取り上げた時はまだ赤い実と葉が残っていたカナクギノキ:金釘の木(クスノキ科クロモジ属)が、いつの間にか葉が落ち、実もなくなって裸木になっていました。
よく見ると、思いがけないほど冬芽が膨らんでいます。
赤褐色の葉芽はふつう長さ6~10mm、芽鱗は5~8枚、花芽は枝から30°ほど開出しますが横向きには曲がりません。仲間のクロモジの冬芽とよく似ていますが、少し大振りの感じです。
林間のあちこちに、基部が葉柄に向かって次第に細くなる特徴のあるこの木の落ち葉が結構目立ちます。夏の間はあまり気づかなかったのですが、落ち葉を見て案外どこにでも生えている木と知りました。