新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ミヤマハハソ:深山柞(山に残る古い言葉)

2007-06-12 07:02:47 | 植物観察1日1題

木曾谷の川岸にミヤマハハソ:深山柞(アワブキ科アワブキ属)が花をつけていました。
ハハソ(柞)とは、ホウソともいわれ、万葉集にも出てくる古い言葉で、コナラ、クヌギ、オオナラなどを総称です。
ミヤマハハソは、葉がコナラに似ていることからきていますが、ナラなどとは異なる仲間です。
山地に生える高さ3~4mの落葉低木で、互生する葉は長さ5~15cmの倒卵状長楕円形、日地に花見状の粗い鋸歯があり、鋸歯の先端は芒状になります。5~6月、垂れ下がった花穂に、淡黄色の小さい花をややまばらな円錐状につけます。