新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

カエデ:楓(幼木も紅葉)

2006-11-25 07:20:34 | 植物観察1日1題

湖北小谷城址を訪れました。愛妻お市の方を城から退かせ、敗将浅井長政が自刃した城址は、430年前の昔そのままに肥沃な湖北の平野を見下ろして、いま見事な紅葉に彩られています。
本丸跡まで昇る道端でちょっと変わったカエデの紅葉を見ました。この写真、よく見れば地面に散り敷いた落ち葉でもなく、さりとて紅葉を沢山つけた梢でもありません。そうです、これは地面にびっしりはえたカエデの幼木、多分1年生が紅葉しているのです。幼木ですからどの葉も小さくて縦長で、ちゃんとしたモミジの形になっていません。
これほどでびっしりではなくても、たいていの木は大量の芽生えを生じますが、成木に育つのはごく少数です。
懸命に芽を出し、幼いながらも紅葉している彼らに声援を送りたい気持ちですが、この幼木たち、来年にはどれくらい生き延びているのでしょうか、現実はかなり厳しいはずです。