新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ヤナギタデ:柳蓼(食べて確かめる)

2006-11-13 05:34:37 | 植物観察1日1題

秋も深まる高槻鵜殿の葦原の根元にヤナギタデ:柳蓼(タデ科タデ属)が花穂を垂れています。
日本各地の河川のほとりや、湿地、水辺に生える一年草で、時には田や水中にあって多年草になります。
"蓼食う虫も好き好き“の蓼はこのヤナギタデで、葉にピリッとした辛味があり、多くの改良種が栽培されて、鮎の塩焼きに添えられる蓼酢などの香辛料に使われます。
食用にされる唯一のタデで、別名でホンタデ、マタデなどと呼ばれています。
名前の由来になった柳のような長さ3~10cmの披針形の葉は互生し、秋になるときれいに紅葉します。
夏から秋にかけて咲く花は白~淡紅色で穂になってややまばらにつき垂れ下がります。
タデの仲間は数が多く区別がつき難いこともしばしばですが、このヤナギタデばかりは、葉を噛んでみて確かめることができました。