新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ケヤキ:欅(高槻市の木)

2006-11-12 07:07:14 | 植物観察1日1題

2~3日前の木枯らし1号と昨暁からの冷たい雨と風で、いつまでも青かった家の近くのケヤキ:欅(ニレ科ケヤキ属)の街路樹が急に色づき、かなりの落葉もありました。
ケヤキは日本を代表する落葉高木で、すんなりのびた幹から扇を立てたように枝を広げた姿が美しく、天然記念物になっているような巨木、名木、古木が各地にあります。
和名のケヤキはもともとケヤケシ(普通と違って際立っているの意)から来ており、古名はツキで、槻の字を俗用します。当地高槻の名も昔は高月であったのが、この地にケヤキの大木があったことから高槻になったと伝えられ、今ではこのケヤキが市の木に指定されています。
雌雄同株で、葉の展開とともに開花し、目立たない花をつけます。そう果は稜角のあるゆがんだ扁球形で、10月ごろ暗褐色に熟します。秋が深まると実が付いたまま小枝ごと風に乗って飛び散ります。
材は木目が美しく狂いがないので重要な材として多方面に使われています。
市内でも有数の美しい街路といわれるこのケヤキ並木ですが、落ち葉掃除が大変だとか、根が床下まで伸びてきてこまったとか、いろいろ苦情もあるみたいで、見事な景観の裏にもいろいろ難いしい問題をふくんでいるようです。