新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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5月の風に回るカザグルマ:テッセン(鉄線・鉄仙)

2005-05-11 06:03:28 | 植物観察1日1題
この時期、あちこちのお庭でクレマチス(テッセン・・鉄線)が咲いてます。一般にクレマチス=テッセンと考えられているようですが、これに、カザグルマを加えるとどこがどう違うのか悩ましいところです。
テッセンは、桃山時代に渡来してきた中国原産蔓性植物の固有品種名で6弁の大輪白色弁の花に中心の芯が紫色をしている。
カザグルマは、本州に自生する蔓性半木性草本で、花色は白もしくは淡紫色、花びらは8枚でテッセンより多い。
クレマチスとは、自生種も含まれるが、中国のテッセン、日本のカザグルマ、さらに西洋種などが交雑改良された多数の品種を総称する。
本ではこのように出ていますが、多数の交雑、改良品種が流通しているいま、純粋に山野に自生しているものは別として、あまり区別を詮索するのは無駄なことかもしれません。
洋館にはクレマチス、茶席にはテッセン、子供にはカザグルマでいかがでしょうか。
因みに写真(1)は、テッセンと聞いて買ったもの(2)は京都植物園でカザグルマの標識があったものです。他にも色々ありました。