5月10日、緑滴る若葉のなか、京都大学芦生研究林を歩いてきました。山の隈々にはまだ雪も残っています。
今では京都大学フィールド科学教育研究センターに属する森林ステーション芦生研究林と呼ばれるこの森は、京都府の北東部、由良川の源流に位置し、福井県と滋賀県に接する約4千haの広大な面積を有します。日本海型と太平洋型の移行帯に位置するため双方の要素を持つ豊かな植生に恵まれ、「植物学を学ぶものは、一度は京大の芦生演習林を見るべし」といわれるほど有名です。長年研究以外の手が入っていないこの森は、木本、草本、シダ類が生い茂り、これとともに生きる動物、鳥、昆虫など多種多様な生き物が、時には共生し、時には過酷な鬩ぎあいをしながら生きている、文字通り原生の場でもあります。
今日から、長治谷から杉尾峠まで約3時間の山歩きで出会った草木たちの姿をシリーズでお届けすることにしましょう。
今では京都大学フィールド科学教育研究センターに属する森林ステーション芦生研究林と呼ばれるこの森は、京都府の北東部、由良川の源流に位置し、福井県と滋賀県に接する約4千haの広大な面積を有します。日本海型と太平洋型の移行帯に位置するため双方の要素を持つ豊かな植生に恵まれ、「植物学を学ぶものは、一度は京大の芦生演習林を見るべし」といわれるほど有名です。長年研究以外の手が入っていないこの森は、木本、草本、シダ類が生い茂り、これとともに生きる動物、鳥、昆虫など多種多様な生き物が、時には共生し、時には過酷な鬩ぎあいをしながら生きている、文字通り原生の場でもあります。
今日から、長治谷から杉尾峠まで約3時間の山歩きで出会った草木たちの姿をシリーズでお届けすることにしましょう。