新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

木に咲くチューリップ:ユリノキ(百合の木・百合樹)

2005-05-28 06:22:40 | 植物観察1日1題
神戸市が造った「しあわせの村」に立派なユリノキ(モクレン科)の並木道があり、ちょうど今花をつけています。明治初期に渡来した、北米東部原産の落葉高木で、雄大な広円錐形の樹形をもち、よく街路樹などに用いられています。tulip treeという英名のように5~6月にチュウリップに似た緑黄色の花をつけます。高い枝に上向きに葉の色に似た花をつけるので、よく見ないと見落とす人も多いようです。
接写で撮りたいと何百米と歩いてやっと手の届くところに垂れ下がった枝を見つけました。
先日、TVで国会議事堂の近くのビルに養蜂業者がユリノキの蜜を求めて移動してきていることが報じられていました。れんげやハリエンジュなどのように沢山の花をつけるわけでもないので、ひとつひとつの花に沢山の蜜が詰まっているのだろうと思いました。
葉の形も独特で、さかさまに見るとTシャツ型に見えるところから、半纏木という面白い別名があります。