回覧板呼び出す手元に触れる雪
他愛なき幼なの日のこと寒の雨
日のあたり葉っぱに霜の粒ひかる
大体手作りだったよねと、同郷の友人との話。はねつきの黒い玉はムクロジの種、羽は鶏さんのを失敬し、羽子板の板はおじいさんの手製、おまけに絵も描いてくれて墨絵、それがいやで、ばんばん墨絵の方で打ったとか、大笑いする。説明しなくてもその時にいける友との話は嬉しい。
他愛なき幼なの日のこと寒の雨
日のあたり葉っぱに霜の粒ひかる
大体手作りだったよねと、同郷の友人との話。はねつきの黒い玉はムクロジの種、羽は鶏さんのを失敬し、羽子板の板はおじいさんの手製、おまけに絵も描いてくれて墨絵、それがいやで、ばんばん墨絵の方で打ったとか、大笑いする。説明しなくてもその時にいける友との話は嬉しい。
寒の雨は降っていても幼い日の思い出は懐かしく温かい。友との話も尽きることなく楽しい。そのような光景が浮かんで参ります。
他愛もない話が弾む幼友達はいいですね。
外は寒の冷たい雨、家の中ではお友達と他愛無い昔話に弾む楽しいひと時を過された。家の内外の景の対比が面白い句と思いました。
何気なく見つめる木の葉。きらきらと光り輝く様に感動しておられる様子が」伺えました。
朝、霜のおりた葉っぱにお日さんが照りだし、きらきら輝いています。「霜の粒」ととらえられたのが、すてきです。
つい見すごしてしまいそうなものにも目を留められ、その美しさに感動しておられる優しい眼差しを感じます。