簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

陵ケ岡 みどりの径(東海道歩き旅・山城の国)

2024-09-09 | Weblog

「天智天皇山科御陵」の入口付近に、垂直型日時計がある。
天智天皇が水時計(漏刻)を作り、時刻制度を定めたことに因み地元の
時計商組合が、昭和13(1938)年に建立したものという。



 読めなかったが正面上部には、「天恩無窮」と刻まれているらしい。
本来は「天地供に永遠に極まりなく続く」と言う意味らしいが、転じて
「天子(天皇)のご恩は極まりない」という事を言い表しているという。



 御陵前の横断歩道を渡ると、「陵ケ岡 みどりの径」という公園風に
整備された散策路があり、入口に冠木門が建てられていた。
平成14(2002)年に整備された遊歩道で、導かれるように入っていった。



 石畳が敷かれ、カラー舗装された径は、緩やかに曲がり、木々の茂る
中を延びていて、整備・清掃の行き届いた綺麗な小径だ。
 時折地元の人達とも行違い、散歩道にも成っている用だ。
すぐ横を幹線道路が並行しているにも拘わらず、道沿いの建物に遮られ
るのか、車の喧噪はここまでは届かない。



 途中、何匹かのネコが、静に道端で微睡んでいた。
人が近づいても警戒心も無く、怖じ避けることも無く、まるで無視した
かのように動かない。先に進むと更に数匹たむろしていた。
一方では、縄張り争いでもしているのか、追いかけ走り回るネコもいて、
飛びかかれやしないかと気が気でない。



 ここは野良ネコの縄張り内、住処のような溜り場で、人間にはお構い
なしらしい。夥しい数なので、鳴き声や糞尿の苦情はないのか、他人事
ながら気になった。
 園内には、ネコに対して適切な餌やり命令が告知され、罰則も書かれ
ているので、色々問題も起きていたのであろう。(続)





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