簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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水島港 (水島臨海鉄道に乗る)

2022-09-19 | Weblog


 岡山県が管理する水島港は、昭和37(1962)年に開港した。
大規模な工業団地の造成と時を合せ、工事が進められての事である。
高梁川の河口域を挟んだ西側の玉島地区(商業港)と、東側の水島地区
(工業港)にかけての港湾が総称して水島港と呼ばれている。



 昭和35(1960)年には「重要港湾」としての指定を受けた。
その後も浚渫など整備が進み、公共の岸壁も造られ、大型のタンカーや
客船などが接岸できるようになった。
国際競争力を支える拠点港湾として更に整備が進み、平成23(2011)年
には「国際拠点港」となっている。(岡山県港湾課)



 港の取扱貨物量は年間8458万トンと言い、中四国では最大級で全国でも
10位にランキングされる重要な港湾となっている。(岡山県産業振興課)
因みに全国一位は名古屋港、二位は千葉港、三位は横浜港である。(国土
交通省資料)



 水島工業地帯は人口造成された地に、鉄鋼・石油精製・自動車製作等
の工場で形成された巨大な臨海工業地帯である。
立地する企業の多くは原材料や製品の輸送などの為の専用の岸壁を持ち、
諸外国との繋がりもある工業港としての性格を色濃く出している。
陸揚げされるコンテナ運搬に寄与したのが、水島臨海鉄道・水島本線だ。



 嘗てこの港からは、対岸の香川県の丸亀港を結ぶ定期フェリーの航路
が有ったが、瀬戸大橋の開通と同時に廃止され、今日では定期航路は全
廃されている。
港の一角にはその当時の旅客船の待合所も残されているが、今では人の
姿も無く閑散としている。(続)





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