簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

峠を控えた駅(JR乗り潰しの旅・信越本線)

2019-10-11 | Weblog
 信越本線の最大の難所は66.7パーミルの峠越で、ここではアプト式と
言う方式が採用されていた。
横川駅のホームには使われたレールや、アプト式の模型も飾られている。

 碓氷峠を控えた横川駅の名物は、「峠の釜めし」が知られている。
改札脇のホームの片隅には、その看板を掲げた立ち食いのそば屋が今も
営業を続けている。その「おぎのや」は駅開業と時を同じくして創業し、
おにぎり弁当の販売を始めたのが始まりだ。





 「峠の釜めし」が発売されるのは昭和33(1958)年のことで、益子焼
の一人用釜に入れられた斬新なアイディアが受け、人気を得たという。
駅では碓氷峠越えのため補機の連結や切り離しが行われ、長時間停車す
ることも有り、そんな時間を利用した乗客の多くが購入していたという。






 峠越の鉄道が廃止された今日では、その代役はバスが務めていて鉄道
の客一旦改札を抜け駅前の乗り場から出るジェイアールバス関東のバス
に乗り継ぐことになる。
軽井沢行きは一日八往復程度運行されていて、その所要時間は30分余だ。
殆どが新道の碓氷バイパスを経由し直行するが訪れるハイカーに対応す
る為らしく、旧道を行く便が一便だけ有る。





 横川の駅を出て左に少し歩き、軽井沢行きのバス乗り場を横切り、
その先の道路を越える。その正門前の道路には、そのまま埋め込まれ
た何本もの廃線レールが見られ、ここがかつての鉄道施設であったこ
とを窺わせている。そんな線路跡を踏みながら少し行くと、煉瓦造り
の券売所を構えた「碓氷峠鉄道文化むら」が有る。(続)




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