簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

日暮しの門(JR乗り潰しの旅)

2011-06-27 | Weblog
 その先、階段の上で一際威容を放つのが国宝の陽明門。
建坪が10坪余りの楼門で、別名を日暮しの門と言う。
何時まで見ていても飽きる事が無いことから名付けられたらしい。
江戸・寛永年間の建立時には、大工は延べ127000人余りが動員されたと言う。



 廂の下の八方・四方睨みの龍の細工や柱の虎、古事や逸話に因んだ人物や、子供や
聖人、賢人など彫り物の数は500を超えると言う。

 楼門を支える12本の柱の内の1本は模様が逆で、逆柱と言われている。
日本に古来から伝わる木造建築の俗信の一つで、魔よけの意味が有ると言う。

 金色や極彩色の施された彫り物などを眺めていると、色々と想像を掻き立てられ、
首が痛くなるほど見上げていても見飽きる事は無い。



 有名な左甚五郎作と言われる「眠り猫」の彫り物は、奥の院に向かう坂下門の長押
の上にある。
 眠りながら前足を立てている姿から、いざと言う時に家康を守ろうとしている、或い
は奥の宮を守っているとか、牡丹の花と居眠りする猫で温かな日の光、すなわち日光を
表しているとか、表現の解釈については諸説が有るらしい。
そもそも左甚五郎の作であると言う説も後世の作り話だとも言われている。



 花鳥の彫り物で飾られた回廊や御本社、唐門、神輿舎や薬師堂の鳴き龍などを見て
回り、煌びやかな建造物群や彫り物の数々を堪能する。
 俗に「日光見ずして結構と言うなかれ」と言われる日光東照宮の社殿建築群は誠に
見応えがあり、すっかり魅了されてしまった。(続)




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