簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

体調のバロメーター(東海道歩き旅・三河の国)

2021-11-17 | Weblog
 



 二川宿に入った頃より、右足の裏に出来た肉刺が潰れたようで、俄に
ヒリヒリと痛んできた。
是までは、履き慣れたキャラバンシューズで歩いてきたが、今回は軽い
ごく普通のスニーカーに履き替えてきたのが良くなかったようだ。 



 その性か、初日から右足の裏に小さな肉刺が出来てしまった。
持参している木綿針で肉刺に穴を開け中の水を抜いたつもりであったが、
充分では無かったようで、ここにきてそれが痛んできた。 



 そうなるともうひたすら耐えて、脇見も振らず前に進むしかない。
宿場間の道中には、所謂名の知れた名所と呼ばれる所もある。
元気が良ければ、一寸脇に逸れ、寄り道を・・・となるのだが、足が痛
ければ当然寄り道もしないし、それどころか道中でも写真も撮らない。



 ただひたすら次の宿場に向かって前に進むだけであるが、このことは
後になって後悔する。旅行から帰って、撮り溜めた写真を見ると、こう
した場所では極端に写真が少なくなっている。

 カメラもポケットにしまい込んで、ひたすら歩くだけ、だからである。
写真の枚数が、疲れの、その時の体調の、バロメーターにもなっている。



 二川宿の問屋場跡、高札場跡などの碑を見て進むと、左手にJR二川の
駅があり、バスターミナルのある駅前ロータリーに古い道標が立っている。
それには「是より岩屋江八丁」「まわりなし通り貫十六丁」とある。



 東海道は二川宿を出ると、次の吉田まで一里半一町(凡6.1㎞)だ。
駅前から火打坂の交差点で右に折れ、火打ち坂を上る。
その上にあるのが岩屋観音だ。
それを過ぎると再び国道1号線に合流し、豊橋市街地を目指す事になる。(続)



にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かしわ餅(東海道歩き旅・三... | トップ | 豊橋(東海道歩き旅・三河の国) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事