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簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

鴨方のそうめん(JR乗り潰し・山陽本線)

2016-05-02 | Weblog


 鴨方や、次の里庄駅の有る岡山県の西南部地域一帯は、昔から麺処として知ら
れた処で、車窓からも並走する国道2号線沿いに建つ、麺工場や食事処のうどん・
ソーメンの看板を目にすることが出来る。



 中でも県下有数の手延べ麺の産地はここ鴨方で、その歴史は今から400年余り
前の天正の頃まで遡る。
もともとこの地は良質で豊富な地下水に恵まれたところで、加えて瀬戸内の塩、良
質の小麦など、麺づくりの材料が容易に手に入ったことが背景にあるようだ。



 江戸時代に入るとその生産はますます増え、120~130軒の農家が粉を引くため
の水車小屋を構え麺作りを農業の傍ら副業的に始めたそうで、専業が増えるのは
その後の明治に入ってからのことだ。
そんな水車小屋は現在一基だけ製麺会社の店舗前に記念として残されている。



 この製麺所では麺作りの行程に従って自身で手延べしたソーメンをその場で茹で
て食べる「手延べ麺師大学」が有料で行われ、夏の頃の休日には「そうめん流し」、
また春と冬には「うどんまつり」などが開かれ、無料で振る舞われるとあって大勢の
人々で行列のできる賑わいを見せると言う。





 あまり知られていないが鴨方は、1972年の「第14回日本レコード大賞」受賞曲、
ちあきのおみの「喝采」の舞台と言う説が流布されたことが有る町だ。
プロモーション上の戦略とも言われているようだが本当のところは良く分からない。

 それでも名曲を観光に生かさない手はなく、最寄り駅の発車音に使うとか、町の
時報に流すとか、名産品のそう麺と合わせ、もっとアピールすれば良いのに思う。(続)

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