スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

ピラミッド型・都塚古墳を訪ねて

2014-08-17 21:01:28 | 大和・飛鳥・宇陀・吉野の里散歩
14日の新聞各紙が報じた「明日香・都塚古墳」。地元では元旦に金の鳥が鳴くという「金鳥塚」の異名を持つ古墳です。

発表によると階段状のピラミッド形の方墳で、この古墳に眠るのは蘇我稲目とか・・・はたまた、百済から来た渡来系の人物かとか・・・。
諸説入り乱れている。

すぐ近くの石舞台古墳の被葬者が稲目の子、馬子と言われている。その石舞台古墳を見下ろせる高台にある。

私も先月の25日と28日に、こん古墳前を通った折、発掘調査をされている光景を目にしていた。
また、何か、発表があるなぁ・・・と、思っていたが・・それがこの報道だったのだ。

昨日、現地説明会が催され4,000人もの考古学ファンが来たという。
ヘリコプターまで飛んできて、その興奮ぶりを伝えていた。

そして、今日。
午後から、現地を訪ねてきた。

墳丘は、シートが敷かれ、階段状の様子は、想像するしかない。
20名ばかりの人達が、柵越しに眺めている。

石舞台古墳より小さめの古墳であるが・・・・立派な石室の中に石蓋が半分開いた石棺が鉄格子越しに見ることが出来る。

さて、この古墳・・・。どのような形の墳丘に復元されるのだろう。
ピラミッド形の古墳となれば・・・面白いのだが・・・。



▲明日香・上居(じょうご)側から見た都塚古墳。中央部に見えるところです。


▲古墳のある阪田地区の上部から見下ろしたものです。テントが貼っている場所が頂上部です。左下側の木が茂ったところが石舞台古墳です。


▲石室前には鉄格子がはめられていて立ち入ることが出来ません。隙間からカメラを入れて撮りました。


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6 コメント

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新聞で見ました! (なりちゃんジイジ)
2014-08-17 22:07:46
新聞で読んで、そのうちにスターアニスさん、のところで見られると思っておりました
稲目、馬子と聞いてもピンと来ないのですが

今度は東博まで持ってくることは無理そうですね
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凄い! ()
2014-08-18 01:21:10
新聞を読んだ時にはすごい!とびっくりしましたから、
現地なら興奮しますねえ。
ピラミッド形というのが感動します。

石室も石舞台と同じようですね。
二つの古墳は写真で、すぐ近くだというのがわかります。
稲目と馬子、間違いないですよ。
でもすぐ近くに人家があるのですね、さすが古代史の里です。
復元されることになっているのですか?
どのように保存されるのか、待ち遠しいです。
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なりちゃんジイジさんへ (スターアニス)
2014-08-18 10:03:37
今回確認されたのは、最下段の一段と上部の4段分。最下段の水平面が6m以上で上部は約1mとか。最下段と上部の間に更に数段あるとされ全体では8段ほどあるとか。墳丘の規模は41m×42mで、それほど大きくなく史跡には指定されていなかったものです。
古墳時代(3-6世紀)から飛鳥時代(7世紀)への過渡期に築かれたものですが、同時期に例のない構造だということで一躍有名になっているようです。

東博には、ちょっと無理ですから、全体像は模型かパネル展示で・・・今までの発掘されたものは、展示されるかもしれませんね。
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Unknown (hetappy)
2014-08-18 10:15:22
新聞で発表された時はびっくりしました!
16日は雨の中、たくさんの方が説明会に来られてましたね。
稲目の墓では?とのこと。
複元されるのでしょうか?
奈良には頭塔といわれるピラミッド型の建造物がありますが、
それとよく似た型かしら?
稲渕に出掛けるときはぜひのぞかせてもらおうっと
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京さんへ (スターアニス)
2014-08-18 10:16:04
この古墳は、本居宣長の紀行文「菅笠日記」に、「みやこ塚」と紹介されています。
先月の末、この古墳前を通ったとき、発掘調査員2.3名が居られました。
余程、尋ねようかと思ったのですが・・・。大抵は、尋ねるのにこの時は、スルーしました。

この古墳のすぐ上にも古墳らしき形の土地があり(1枚目写真の左中央部)、ご近所の方に聞くと、「多分あれも古墳で・・・ここらあたり一杯あるよ。」とのこと。

さて、どのような形に復元されるのか・・・石舞台共々、観光名所に加わることになりそうです。
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hetappyさんへ (スターアニス)
2014-08-18 10:31:21
4,000人が説明会に来られたようです。
時々、この古墳前を通っていましたので、ビックリしました。小さな看板だけが立てられていて、史跡指定もされていなかったのに・・・。

墳丘の周りには、キウィなどの果樹が植えられていて、畑地になっています。

この古墳のある場所は、急傾斜地であって、崩れないように階段状に造られているのがよく分かります。

民家のある上部の集落からの見晴らしは、明日香を一望できる絶好の場所です。
是非、お立ち寄り下さい。
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