「笹の滝」からの帰途、日本一の吊り橋「谷瀬の吊り橋」へ。
この橋は、十津川村「上野地」と十津川(熊野川)を挟んだ対岸の集落「谷瀬」とを結ぶ橋である。
昭和29年、谷瀬の村人が一世帯あたり30万円という当時としては大金を出し合って架けたのがこの吊橋の誕生である。
吊り橋近くの駐車場に停めようとしたものの、観光客の車でどこも満車。
ちょうど食事の時間でもあり、少し離れた食事処へ。
聞けば、食事をしたお客は無料とのこと。駐車料金500円を浮かすことができた。
長さ297m、高さ50m。鉄線の吊り橋では日本最長である。
この橋は通学路になっているとか。また、村人は自転車・単車にのったまま渡るとか。慣れれば渡れるのだが・・・。
橋の幅は1.8mほど。足元の板幅は約80cm、それを挟む左右の50cmづつの網。板の継ぎ目、両側の網目から下が見える。それよりも、左右は網であるため、自分の身体が空中に浮いているようなのだ。
眼下の川やキャンプ場が、車が、人影が小さく見える。
一度に渡れる人数は20人と制限されており、板部分からはずれ網部分を歩くと監視員がマイクて注意される。
60人ほどの順番を待って、20人グループの一員として渡りはじめた。
対岸からも20人グループが渡りはじめるため、橋の上には常時40人ほどが乗っている勘定だ。
スタートして10mほどきたところで・・・私の後ろについていた我がカミさん・・・
「キャー キャー 揺すらないで・・・・ ダメ! 揺すってはダメ!」
とウルサイこと。同じようなご婦人も・・・おられるし・・・。
橋の中ほどに近づくほど「タテ揺れ・ヨコ揺れ」に加えて「川からの風」で身体が揺れる。停まることも出来ない。
渡り切っても、また同じ思いをして戻ってこなければならないのだ。
ついに、カミさんがギブアップ!
「早く、戻ろう!!」 泣きっ面状態だ。
まだ、中央までも来ていないのに・・・戻るとは・・・。
両手を広げバランスをとっているのだが、どうみても「ヤジロベエ」のように見える。面白い。必死の形相だ。でも、笑えない。
「振り返って、Uターン出来ないのよぉ!」
ヤレ ヤレ・・・。
手を引いて、元の場所へUターン。
次のグループがこちらに向かってくる。すれ違うのも怖いのだ。80cmで交差するのだが、お互いが真ん中を通りたいのだ。この光景が面白い。カミさんは真ん中を死守している。
戻ってきてカミさん曰く・・・「私、高所恐怖症だったのかなぁ?」・・・・だって。
「遠くから見ていると揺れていない感じだったのに・・・・」
「揺れずに固定されていたら大丈夫だったのよ。」との強気の言葉も。
でも、吊り橋は、必ず揺れるもの。揺れない吊り橋ってないはずだ。
「十津川・谷瀬の吊り橋」で、涼しさを味わったひと時であった。
鉄線の吊り橋では日本最長である。
昭和29年、谷瀬の村人が一世帯あたり30万円という当時としては大金を出し合って架けたのがこの吊橋だ。
長さ297m、高さ50m。遠くから眺めているといい景色だ。川べりはオートキャンプ場になっている。
足元の板幅は約80cm。左右は網であるため、自分の身体が空中に浮いているようなのだ。そして、中央部に近づくと「揺れて・揺れて・・・タテにヨコにそして川の風が・・・」。
奥様のご意見ももっともなようですね。
でも、この吊り橋を村人は自転車、単車で渡るとは・・・。
慣れているからといっても恐れ入ります。
伊豆で小さな吊り橋を渡った時にすでに懲りましたから。
こんな長い、高所の吊り橋なぞとんでもない話です。
縦揺れ、横揺れ、その上風まで!
奥様の気分がよくわかります。
スターアニスさんはお一人だったら渡ったのでしょうね。
つり橋の上の情景が良く伝わってきます。悪いですけどチョット笑いたくなるようなこらえて読みました。私も高所恐怖症ですけど、何とかなるでしょうか、こんな長い、高いつり橋は渡ったことがありません。でも体験してみたいですネ
さすが素晴らしいですね。でもつり橋はとても怖そう!両横は、穴が開いているのですか?足を踏み外したら大変!
コメントを読んでいたら、いっそう怖くなりました。(-_-;)
わたしもオットと二人+ルナと行きましたが、
こちら側でカメラマンしておりました。
一目見ただけで、無理だと判断しました。
ダメなんですよね、こういうの。
それでもすばらしい吊り橋だなと
橋のたもとで思いました。
向こう側に恋人でも居れば、きっと渡れる橋でしょうが。
今となっては、無理無理です。