既に梅雨入りして今夜から雨との予報です。
雨が降る前に、大神神社(三輪神社)に咲く「笹ゆり」を訪ねました。
昨年は、既に見頃を終えていたため、今年こそは・・・の期待を持って・・・。
「笹ゆり園」への入場は無料ですが、協賛金を入れる樽が置かれています。案内パンフによると、
『この「笹ゆり」は、日本にだけ生息するユリの原種で、中部・近畿・四国と一部の九州に自生しているとか。
花は淡いピンク色で香りは高く、うつむき加減の楚々とした姿から、最も観賞価値の高いユリの一つとされている。
名前の由来は、その葉が笹に似ていることや、笹原に自生していることが多いためと、言われています。』
乱獲や自然環境の変化により激減し、自然の中での繁茂は期待できず、再生の試みがされてきました。
種子から開花まで6年かかるといわれ、「笹ゆり園」を中心として、参道や境内の各所に2000本が植栽されています。
「笹ゆり園」は、昔、杉林と竹薮だったところを切り開いて周遊路が設けられ、急な斜面に杉木立と雑草の中に、まばらに生えています。
その自然な佇まいが、清楚な花のイメージに合っているのです。