庭の紫陽花が、一雨ごとに葉っぱの上に蕾の塊を脹らませてきた。
アジサイとは、「あづ」は「あつ」(集)、 「さい」は「さあい」(真藍)で、 青い花が集まって咲くさまを表わしているらしい。
やはり、雨には紫陽花がよく似合う。
昨日、ひとときの陽射しを受けた紫陽花です。まだ雨露が残っています。
降ってくる雨粒を葉っぱ一杯に広げ受け止めて、一気に蕾を膨らませようとしています。
真ん中の小さな両性花(オシベとメシベが退化した花)を囲んで四隅の装飾花が咲いた「ガクアジサイ」。
色が付く外側の花は、萼(がく)で、額とも書くらしい。真ん中の両性花を保護するために、犠牲になって咲いているのです。
ガクアジサイの「ガク」はこの花形を、額縁に見立てて江戸時代から付けられた和名だとか・・・。
隣のふっくらと盛り上がって咲くアジサイは、まだ蕾を準備中です。
この紫陽花の仲間に、実がなる種類もあると聞いたが・・・本当だろうか? どんなタネだろうか、見たいものだ。