いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

11月・霜月・心の健康

2020年11月02日 09時55分04秒 | 心に留めた言葉
初心忘るべからず。ときどき初心忘るべからず。終生初心忘るべからず。(世阿彌 室町初期の能役者・能作者 1363頃~1,443頃)
「解説」誰もが聞いたことのあるこの言葉は、室町時代に能を大成した世阿彌によるものです。「初めての志を忘れてはならない」という意味で使われていますが、世阿彌が伝えたかったことは、少し違っているようです。世阿彌が言う「初心」は、「芸の未熟さ」を指していると言われています。そして若い頃だけでなく、人生の時々や老後においても初心を忘れないといのです。玄人の域に達しても年相応の芸を学ぶときには、初めて習うことを乗り越えていかねばなりません。その積み重ねが芸を向上させるというわけです。世阿彌はこの言葉で能楽を極める心構えを説きました。これはまた、人生にも当てはまる言葉と言えるでしょう。

「しあわせのヒント」いくつになっても自分は未熟だと思えば、自分磨きのしがいがあります。常に向上心を持ちましよう。

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