6月・水無月・心の健康あの言葉

　　　為せば成る　為さねば成らぬ　何事も　成らぬは人の　為さぬなりけり（上杉鷹山・１７５１～１８２２）

「解説」　上杉鷹山は江戸時代中期の米沢藩９代藩主。財政難に陥った同藩を立て直し、藩政改革に生涯をかけたことで知られる名君です。この言葉は家臣たちにその心得を説いたものと言われています。
「何事も強い意志を持って臨めば目標は達成できる。成し遂げられないのは『できない』ではなく『やらない』からだ」。反対勢力に押されながらも、鷹山がいかに強い信念をもって改革を断行したかが、この言葉からうかがええます。
　私たちは日ごろ、「やらない」ことを「できない」といってはいないでしょうか？やらなければ何も始まりません。まずは始めてみることです。

　　　なるようになる、全力を尽くせ。（武者小路実篤・１８８５～１９７６）

「解説」　白樺派を代表する作家で、多くの人生論も記しています。何かをやる前にあれこれ思い悩んでも仕方のないこと。ベストを尽くせば、たとえ結果が悪かったとしても、公開はないはず。物事に当たるときに、背中をおしてくれる言葉です。

　　　乗りかけた船には　ためらわず乗ってしまえ（ツルゲーネフ）