いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

震災歌集・長谷川櫂歌人

2011年07月15日 07時35分36秒 | 兎に角書きたいの!
 先日・7月12日の国会中継「衆議院東日本大震災復興特別委員会質疑」で谷公一自民党議員によって次の一首が紹介された。

 @かかるときかかる首相をいただきてかかる目に遭ふ日本の不幸

 この歌は、震災歌集(長谷川櫂氏)に納められた歌である。この本の序文には「この『震災歌集』は20011年3月11日午後、東日本一帯を襲った巨大な地震と津波、つづいて起こった東京電力の福島第一原子力発電所の事故からはじまった混乱と不安の12日間の記録である。…」

 @顔見せぬ菅宰相はかなしけれ一億二千万人のみなし子
 @おどおどと首相出てきておどおどと何事かいひて画面より消ゆ
 @この国のこれから進むべき道をこの宰相もつひに示さず
 @日本に暗愚の宰相五人つづきその五人目が国を滅ぼす
 @現地にて陣頭指揮とる一人の政治家をらぬ日本の不幸
 @いつの世も第一線は必死にて上層部のやから足を引っぱる
 @「日本は変わる」「変えねばならぬ」といふ若者の声轟然と起これ
この歌は3章に収められたもので政治に係る歌である。

 そして他章に掲載されたものに
 @高飛車に津波対策費仕分けせし蓮舫が「節電してください!」だなんて

 菅首相に捧げる歌
 @言葉とは心より萌ゆる木の葉にて人の心を正しく伝ふ

長谷川櫂氏は問う!
 地震が起こるずっと以前から今の日本の政治と経済のシステムに対して漫然とした不安を感じていたのは私だけではないだろう。多くの人々が「このままでいいのの」という疑問をいだいていたはずだ。…
コメント
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