いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

海嘯(つなみ)鎮魂の詩

2011年06月16日 09時41分19秒 | 兎に角書きたいの!
 6月16日、TBSテレビにて「津波の恐怖語る30年生紙芝居」が放映された。岩手県宮古市で「津波の語り部」として知られる田畑ヨシさん(86)が、昭和8年の三陸津波の体験を基に30年以上前に津波の怖さを素朴な絵で描いた自作の紙芝居「つなみ」を優しい語り口で続けられている。また7年ほど前に三陸津波の「海嘯(かいしょう)鎮魂の詩」も書かれている。

     海嘯(つなみ)鎮魂の詩
 1 突然襲う大つなみ 永久忘れんあの怖さ 家と流された諸人は 海の藻屑ときえゆきて 無念の涙ほほつたい 今、静かなる碧き海 悲しき海よ ふるさとの海

 2 独り残りし幼児(おさなご)も 人の情けにすがりたる 育てはぐくむ慈悲もあり 親にかわりし愛の手に 健やか育ち子もありて 今、静かなる碧き海 母なる海よ ふるさとの海

 3 慰霊の前にやすかれと 花をばたむけ手を合せ 愛しき人の思い出を あたためながら古里の 復興誓い船出する 今、静かなる碧き海 恵みの海よ ふるさとの海

 今回、メディアプロデューサーで孫の高橋匠さん(36)が仲立ちし、大震災による犠牲者の鎮魂と復興の願いも込めて曲が付けられ、バンド「サスライメイカー」が歌うことになったそうだ。
   

 
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