いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

音無神社の奇祭

2011年01月13日 08時10分53秒 | 兎に角書きたいの!
 伊東市音無町、音無神社の例祭「尻つみ祭り」は天下の奇祭として知られているようだ。1640年ごろから伝えられている神事である。
 
 神事は社殿の明かりを消し、暗闇の中で行う。御祭神の「豊玉姫命(とよたまひめのみこと)」が急いで産殿に入る時、「あが生まむところを見給うなかれ」と言われたことに配慮して、暗闇の中で祭事が執り行われるようになった。そのため、参列者が隣の人にお神酒を回す時は、隣の人の尻をつまみ、合図をしてからお神酒の入ったつぼとひしゃく、杯を渡す。というもの。

 「あんたに渡すよ」という意味で暗闇でお尻をつまみ酒を回すこの神事の歴史は370年。現在は13人の方がこの奇祭の伝統を守っているという。新年に妻の実家を訪れて知った奇祭である。
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