伊東市音無町、音無神社の例祭「尻つみ祭り」は天下の奇祭として知られているようだ。1640年ごろから伝えられている神事である。
神事は社殿の明かりを消し、暗闇の中で行う。御祭神の「豊玉姫命(とよたまひめのみこと)」が急いで産殿に入る時、「あが生まむところを見給うなかれ」と言われたことに配慮して、暗闇の中で祭事が執り行われるようになった。そのため、参列者が隣の人にお神酒を回す時は、隣の人の尻をつまみ、合図をしてからお神酒の入ったつぼとひしゃく、杯を渡す。というもの。
「あんたに渡すよ」という意味で暗闇でお尻をつまみ酒を回すこの神事の歴史は370年。現在は13人の方がこの奇祭の伝統を守っているという。新年に妻の実家を訪れて知った奇祭である。
神事は社殿の明かりを消し、暗闇の中で行う。御祭神の「豊玉姫命(とよたまひめのみこと)」が急いで産殿に入る時、「あが生まむところを見給うなかれ」と言われたことに配慮して、暗闇の中で祭事が執り行われるようになった。そのため、参列者が隣の人にお神酒を回す時は、隣の人の尻をつまみ、合図をしてからお神酒の入ったつぼとひしゃく、杯を渡す。というもの。
「あんたに渡すよ」という意味で暗闇でお尻をつまみ酒を回すこの神事の歴史は370年。現在は13人の方がこの奇祭の伝統を守っているという。新年に妻の実家を訪れて知った奇祭である。