相撲中継中止は当然！

　NHKは名古屋場所中継を中止するとの判断を下したがNHKの存在意義からして当然の帰結である。しかし、NHKは「中止か否かの最終判断は、視聴者の声で決める」とした態度には納得いかない。

　公共放送が優先すべき決断の要素は二つ！
一つは、「国技の中継」
二つは、「反社会的勢力への態度」であろう。

　「国技」の視点からすればこれだけの社会的問題を「視聴者の声で決める」と、あなた任せの姿勢はなんだろう。顔色を伺う日本の現状を表している。かって「紅白歌合戦」で、美空ひばりの弟が反社会的勢力とかかわっていることを理由に美空ひばりとの関係を遮断した決断は早かった。

　それだけの判断姿勢を持ちながら今回は何故「視聴者の声で決める」立場をとったのか。全く一貫性が無い。本来であれば即断で中止すべき事件であろう。今回の野球賭博については！

　このNHKの事なかれというかきよろきよろと顔色を伺い今の日本の外交政策のように国家観を持たない浮き草のようだ。菅首相は「市民派出身とか」「政治家の出ではないとか」いかにも庶民派のように喧伝されているが、この人の国家観を聴いたことがない。

　「国旗国歌法案に反対」し「靖国には参拝しない」と発言し「日本国の戦没者の墓には哀悼の意を示さない」と言い外国へ行けば戦没者の墓に花輪をささげている。こんな人の政党が本当に日本の将来を守ってくれるのだろうか！