いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

シルバー社交ダンスを詠む!

2010年03月26日 08時11分07秒 | シルバー社交ダンス風景
 人は、それぞれに多種多様な趣味に興じながら日常と異なる刺激、生活への意欲、そして生きがいを得ている。俳句、短歌、書道、水彩画、油絵、カントリードール、パッチワーク、フラワーアレンジ、鎌倉彫、ピアノ、バイオリン、琴、三味線、日本舞踊、フォークダンス、エアロビックス、登山などなど、これら全てが私の属するダンスサークルでのご婦人たちが持っ趣味である。
 その趣味の中で俳句、短歌に親しまれているご婦人に踊りに秘めた感情を課題「ダンス」で詠んで欲しいとお願いして以下の歌をいただいた。

 @限りある生命いとおし悔いのなき今日の望みをダンスにつなぐ
 @めぐりくる時間(トキ)の躍動残り火の燃え尽きるまで青春(ハル)を生きたし
 @夜桜やステップ踏み踏み帰る道
 @春暁や今日の動きの出番待つ
 @おくられておくり返して軽やかに踊る今宵はクリスマス
 @氷雨降る早朝レッスン組みし時そっとおくなり冷え冷えの掌を
 @おされきて足のおくりの弱まれば下向く我の赤い靴
 @ターンする肩越しに見ゆる藤の花去年より花房短くて
 @踊りつつガラス戸越の藤の花あわあわの色足元軽し
 @足元のおぼつかなくなりし女(ひと)の身を抱くがごとく踊る人の優しさ
 @肌透けるドレスなど着てステップを踏む平成の御世の幸せ
 @夫なくば恋する自由も有りと言ひ軽やか踊る老いの華やぎ
 @喜寿過ぎてそれなりのサンバ踊れるを神に謝しつつ湯を浴みており
 @いくばくの病をかかえる人もいてシルバーダンスに集ふを楽しむ
 @汗ばむまで踊りて帰りし厨辺に胸弾みつつ青菜を刻む
 @語れざる波瀾の過去は封印し今踊る日々よラビアン・ローズ
 @配偶者のなき男女(ひと)互(かた)みに相寄りてほのかに育む愛のいとしき
 @身辺の整理をせむとやサークルを去り行きし八十路に近き
 @踊り終え疾く整形へ向かふ人の笑顔が残る夕光(かげ)の道
 @タンゴよりダンゴの踊りとはしやぎ合ふ乙女の如くゆらめくひと群れ
 @十歳若くありたき私の好きなことダンスと歌とgackt(ガクト)に夢中

 それぞれに素晴らしい歌を詠んでいただいた。ダンスは楽しいですよ!これからレッスンに出掛けます!駄洒落で回文を「ダンスはすんだ!」いってきま~す!
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