いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

カラー記念1000円銀貨~私の宝物と想い出~

2008年10月19日 15時30分17秒 | ハマ風は踊る
 「人生は朝露の如し」。70の大台を超えて自分の人生を振り返ってみると、今更のように「あっというまだったなぁ」と言う思いを深くする。幸いこの世に3億分の1の確率で生まれたからには、楽しく生きてゆきたいものである。

 若いときは仕事一筋で趣味は持ちにくいものだが何かのきっかけで何かに興味を持ちすこしずつ目で見耳で聞き知識を広めて行くことで自分の趣味が生まれてくる。

 私は仕事柄民法の身分法等に触れ法律、条文の成り立つ背景を知るにはその時代の社会状況を紐解く必要性を痛感したことから歴史に興味を持ち、そこから私の趣味が大きく広がっていった。

 事始は、鎌倉の海岸に現存する日本最古の築港遺跡「和賀江嶋」の探索から古銭、切手、陶器、山車、根付、道祖神、五百羅漢、釣り、えびね蘭、社交ダンスなどなどに連なり今では趣味が趣味を広げている。

 最近私が凝りだしたのは、宝物としての「カラー記念硬貨」の収集である。地方自治法60周年の記念硬貨を2008年度から47都道府県ごとに異なる図柄で、1年間に5自治体程度ずつ10年かけて発行される。

 因みに初回は今年6月に発行された「北海道・洞爺湖とタンチョウ図柄・1000円カラー銀貨」を抽選で1個取得した。

 2回目は今年9月に「京都・源氏物語絵巻の一部を図柄にした1000円カラー銀貨」ただいま申し込み中で発行数は10万セットである。

 平成18年12月に「国際連合加盟50周年記念・地球と桜花図柄・1000円カラー銀貨」も取得した。今後どんな図柄のカラー記念硬貨が発行されるが楽しみである。

 平成20年6月5日~8月31日の間横浜ユーラシア文化館及び横浜都市発展記念館に於いて「みんなでエキスポー小さな万国博覧会ー」が開催された。

 開催に当たり今年1月~2月にかけて「なつかしい昭和の想い出・異国の思い出・思いが詰まった宝物」の募集がありわたしもこれに応募し展示されることになった。出品の説明版では告ぎの様な紹介がされた。

         ラスター彩の陶器
 ペルシャ陶器に興味を持っています。鉢は、骨董屋で入手したラスター彩の陶器で、12~13世紀のものではないかと考えています。花瓶は、「輝き」という意味を持つラスター彩の技術を、人間国宝の故加藤卓男さんが30年かけて復元した作品です。両者の対比を、味わってもらえればと思います。と表記された。

 人間国宝故加藤卓男氏には、平成2年名古屋の松坂屋で作陶展が開催され先生の著書「やきもののシルクロード」にサインを頂いた。最近では「横浜の文士たち(国文学者笠原 實)」及び「横浜ハイカラ青年記(花・昆虫の細密画家熊田千佳慕・今年8月にNHK放映)」各氏のサインを頂いた。

 そして神田神保町街の古書店などを巡りかつ新聞などからペルシャ陶器に関する図書・記述、加藤先生の著書の大方を収集した。

 東京・日本橋の三越本店で開催された「古代ペルシャ秘宝展」に出品・即売された47点の大半がニセ物と昭和57年に各紙は連日大々的に報じた多くの資料にもであった。

 また「いまや日本は世界中のニセ物の『はきだめ』となりつつある」とも報じている。現在の偽装食品で揺れる日本は一体何なんだろうか。

 物事の小さなことにも驚き、感動し、喜び、時の流れに磨かれて肉体こそ衰えるが精神の老化を防ぐのは自分次第。これからも「夢を見て、夢を追いかけ、夢をくい」ながら宝物獲得への挑戦を続けてゆきたい。




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