いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

車運転を諦めた高齢者

2008年01月11日 07時49分10秒 | 兎に角書きたいの!
 正月9日に、30回目の懇親会が行われた。参加者16名、会長は今年83歳になる。現職時の会合が今も続いている。開催場所は特定され開催時期も1月に、そして永久幹事が会長の命を受けてこの開催を推進している。
 会長からこのような息子さんとの会話が披露された。

 息子 親父この車少しおかしいぞ
 親父 おそうか。どうしたかな?
 息子 車を修理屋で見てもらおうか
 親父 そうだな!そうしてくれ
 親父 そういえば修理に出した車戻ってきていないがどうした
 息子 ああ、あの車修理してもダメだと言われた
 親父 それじや、あの車どうした
 息子 修理できないからあの車ポンコツだってさ
 親父 それでどうしたの
 息子 ポンコツだと言うから処分しちやったよ!
 親父 おいおい、あの車は買ってからまだ2年しか経っていないぞ
 息子 ポンコツだと言うからしょうがないよ
 親父 今では、孫が運転する車に乗車している

 こんな経緯を語ってくれた。息子さんは父親の運転に不安を感じていたらしい。ご家族の方もそのようである。
 父親の車運転を止めさせるための息子さんが取った行動であった。父親思いの息子さんである。長年続けてきた運転をを取り上げられるのは寂しいだろうがこれは家族の思いやりであった。ほのぼのとしたお話しを聞きながら2時間の懇親会はあっという間に過ぎてしまった。
 我々は懇親会の余韻を引きずって4人で二次会へ出かけた新年の初会合であった。
コメント
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