いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

日本政府の決意

2006年07月06日 08時44分36秒 | 兎に角書きたいの!
 平成18年7月5日午前6時18分。安倍官房長官が官邸で、北朝鮮のミサイル発
射で記者会見をした。
 …強く求める。・…禁止。・…認めない。・…厳格にとっていく。・…引き
続き実施する。…連携をとる。・…必要な働きかけをおこなう。・…調整・情
報交換を行う。と今までに無く語尾がしっかりしていた。これまでであれば
 …強く求めたい ・…禁止したい・…認められない・…厳格にとっていきた
い・…引き続き実施したい・…連携をとりたい・…必要な働きをしていきたい
 …調整情報交換を行いたい。と言ったところだろう。
 宮澤元総理が官房長官時の「教科書問題」・河野衆議院議長が官房長官であ
った時の「慰安婦問題」は、いずれも実態を見ようとせず穏便にとの行動から
謝罪した。それが、今も大きな輪となって日本にあらぬ過重な負担をかけて
いる。
 「教科書問題」は、官房長官談話の前に侵略報道は誤報であるとの事実を
掴んでいながら「政府の責任において教科書の記述を訂正する」全面謝罪談話
を出したのである(昭和57年8月26日)。ただただ穏便にということで。
 「慰安婦問題」は、慰安婦の強制連行(現在もその事実は把握されていない)
という客観的事実(長官にはその事実はないと報告されていた)を検証しない
まま「我々はこのような歴史の真実を回避することなく、これを歴史の教訓と
し、歴史研究、歴史教育を通じて、この問題を永く記憶に留め、同じ過ちを繰
返さない」との談話を出したのである(平成5年8月4日)。これも穏便にこと
を済ませようとした。
 このひとは、北朝鮮への米50万トン無料支援を外務大臣(当時)の責任で実
施したが拉致問題は何の進展も無く責任もとらなかった。
 今回の安倍官房長官の談話を聞いていて、日本政府は相当な決断をしている
なと談話の語尾から感じ取った。
 あとはどのような対応策を取って行くかは分からないが、毅然とした態度で
挑んでいただきたい。前者のような過ちを二度と繰返してはならない。
コメント
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