邦画ブラボー

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「2番目の彼女」

2008年02月23日 | ★愛!の映画
「2番目でいいの、私とつきあって」
と、ぷっくり唇の若い娘に言われた日にゃあ~~・・!

あなたならどうする?

主人公は
証券会社を辞めて
本屋でバイトしながら原稿を書いている鳴かず飛ばずの脚本家。

恋人がありながら、
ある日行きずりの若い女の子と寝てしまったことから
ドタバタが始まる。

元々内省的だった彼は迷い惑い
別れを切り出すが、

「私も草野君を楽しむから。あなたも私を楽しんで。」

女の殺し文句にあっさりやられてしまうのだった。
可愛い顔をしておるが、なかなかの女だ。

私が男なら怖くなると思う。

胸に迫ってくる台詞がそこここに散りばめられている。
どきりとする言葉がぽろりと吐かれる。
劇中劇がはさまれる構成が楽しい。

同業の友人とその元アイドル妻、
国際線スチュワーデスの彼女の家族など、
周囲の人物も面白可笑しく誇張されている。
鼻持ちならない業界丸出し女プロデューサーがいかにもという風で笑った。
数々のドラマ脚本を手がけ、制作の裏側を知っている
大森監督ならではの描写だと思う。

「もっとシンプルに生きられたら・・」

主人公の若者の
もやもやした閉塞感が共感を呼ぶ。

恋愛も自分を発見する大きなきっかけになるのかもしれない。

はっとする台詞が多い中で気になる言葉が。
「エッジが立った」原稿を、私も書けるようになりたいです!

監督・脚本・編集:大森美香
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日本映画専門チャンネルでは
大森美香監督作「2番目の彼女」と監督インタビューを放送。
あなたはなぜ映画をつくるのか?
大森美香「一人で脚本を書く作業は孤独。
でも監督も、たとえ現場に多くの人たちがいても、
一人で考えなければ、判断しなければ・・・(続きは公式サイトで)
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