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「笠森お仙幽霊茶屋」(第10話)

2008年09月19日 | ★恐怖!な映画
キーワード

水茶屋
笠森稲荷
美人姉妹

水茶屋で働いている器量自慢の娘が幽霊と一緒に
殺された姉の仇を討つ話。

見所といったらう~ん
朝丘雪路の「白塗りお化け」でしょうか?

いえ、そういうお化けが出るので
朝丘雪路が白塗りお化けという意味ではありませんので、
誤解のないよう。(大汗)
お化けといっても
グロいメーク一切無しのキレイキレイ幽霊で
全然怖くありません。

笠森お仙さんは実在の人物だそうだ。
美人画のモデルになったことで江戸中の評判になった。
今でいうと「ウエイトレス」「看板娘」「アイドル」というところだろうか。
「水茶屋」は”カフェ”?ちょっと違うか。

雪路さまは当時35歳。
有名だけど、意外にテレビや映画では脇役出演が多いので
主役をやっているのを見たのはこれが初めて。
町娘をやるにはだいぶトウがたっているが
そつの無い演技で不自然さは無し。立ち居振る舞いも美しい。

先日、岩井半四郎の長女、岩井友見さんがテレビに出ておられたのを見て
「日本舞踊関係の方は和服を着ての身のこなしが綺麗だなあ」
と思ったばかり。日舞といえば、きりりとした美貌だった花ノ本寿
刺身のツマ程度のちょい役で出ている。
この人、武智鉄二や実相寺昭雄映画に出ていたんですよねえ。

雪路メイクは
和装のメイクの常識をひっくり返す「囲み目」。
・・っていうか、舞台化粧のテイストだ。
真っ白な顔にベビーピンクの口紅。
彼女にしか似合わない化粧である。

教訓:瓜二つといえども姉と妹は別人なのです念のため

使える台詞
「さ、商売、商売!」

話の最後、笠森稲荷にお参りしたお仙が言う言葉。

幽霊も飛び入り参加する血生臭い事件の後、
明るい表情でこのような台詞をサバサバと言ってのける
アメリカ娘のようなたくましさを見習いたい!
色んなシチュエーションに応用が利きそうだ。

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